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[試合結果]2018.10.28

WBSS・Sライト級 WBC&IBF世界戦

 27日(日本時間28日)WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)Sライト級トーナメント準々決勝の2試合が米国ルイジアナ州ニューオーリンズのレイクフロント・アリーナで開催された。メインイベントはWBC(世界ボクシング評議会)同級ダイヤモンド王座タイトルマッチ、ニューオリーンズが地元の王者レギス・プログレイス(米国)と、元WBO(世界ボクシング機構)ライト級王者のテリー・フラナガン(英国)が対戦。セミではIBF(国際ボクシング連盟)Sライト級王座決定戦として、IBF同級2位のイバン・バランチク(ロシア)と、IBF同級3位のアンソニー・イギット(スウェーデン)が拳を交えた。果たしてどちらが準決勝にコマを進めたのか!?
プログレイス準決勝へ!判定勝利で防衛
 サウスポー同士の一戦はフラナガンがジャブで繰り出し先制攻撃。対するプログレイスは左カウンターを狙っていった。パンチの交換よりもフェイントを多用する両者は激しいペースの奪い合いで後半に進む。試合が動いたのは8回、得意の左でプログレイスがフラナガンからダウンを奪う。再開後に攻め込む王者、しかし挑戦者はこのラウンドを耐え凌いだ。米国人王者が一気に試合を決めるかと思われたがその後は、英国人が元王者の意地をみせ立て直し試合終了のゴング。判定は119-108,118-109,117-110でいずれも王者プログレイスを支持した。23戦全勝19KOのプログレイスは、日本で勝利したWBA世界同級王者のキリル・レリク(ベラルーシ)とWBSS準決勝で対戦する。敗れたフラナガンは35戦33勝13KO2敗となった。
バランチクTKO勝利で世界初栄冠と準決勝進出!
 セミファナルは初回、プレッシャーをかけるバランチクに対し、イギットは連打で迎える展開。しかし、徐々にバランチクのラフな攻めが主導権を掴んでいく。6回になるとイギットの左まぶたの腫れ出し、スウェーデン人にとっては苦しい流れのまま次の回へと進んだ。7回にはここまでラフなファイトで注意を受けていたバランチクが、肘でイギットを押さえ込みとうとう減点を課される。しかし、このラウンド終了後、イギットにドクターチェックが入り、左目の腫れが続行不可能とされ試合終了。イギット陣営の抗議がある中、バランチックが7回終了TKO勝利により新王者となった。世界タイトル初栄冠とともにWBSS準決勝にコマを進めたバランチクの戦績は19戦全勝12KO、持ち前の技術を十分に発揮できなかったイギットは23戦21勝7KO1敗1分となった。

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