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OPBF東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(32=大橋)が12日、横浜市内の所属ジムで会見を開き次戦を発表。清水は12月3日(月)に後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル.66」でOPBF同級5位の上原拓哉(22=アポロ)を迎えて4度目の防衛戦を行う。"ダイヤモンドレフト"のニックネームを持つ清水はここまで7戦全勝(7KO)。関西の新鋭と対戦する清水は、「先日は尚弥(井上尚弥)が素晴らしい試合をして、ジムが勢いづいた。自分も良い試合をして世界につなげたい」と意気込みを口にした。
完璧に仕上げて勝つ
清水は、以前から週1回で行っている階段トレーニングの効果で下半身が安定。「ここ最近、左のキレがさらに増してきた」と成長を実感。先日7日に横浜アリーナで70秒で圧勝したWBA世界バンタム級王者の井上尚弥(25)の話に及ぶと、「格好良くて反則ですね」。現在、パーフェクトレコードを更新中の清水にもKOの期待がかかるが、「狙わず流れの中で倒したい。前回の試合は初回にパンチをもらってしまったので、そこを修正していきたい」と自然体で臨むと話した。
上原はタイトル初挑戦
挑戦者の上原は、沖縄出身の技巧派サウスポーで2014年8月にデビューしてからここまで16戦全勝(10KO)の戦歴を持つ。8日には大阪・淀川区民センターのメインイベントで4回TKO勝ちを飾った。相手の印象を聞かれた清水は、「全体的にまとまっている選手。ただ、メダリストとは戦ったことがないはず。まぁ、僕もプロではないですが」と答え、報道陣を笑いに誘った。
松本好二トレーナー
清水を担当する松本好二トレーナーは、「上原選手はきれいなボクシングをしてくる。やりやすくもあり、やりずらさもありそう。清水は適応力があるのでコンディションさえ整えば勝てると思う」とロンドン五輪銅メダリストの実力に全面の信頼を置いた。
WBCフェザー級5位、IBF同級4位
会見に同席した大橋秀行会長は、「清水はデビューした時と比べると、試合を重ねるごとに良くなっている。八重樫(八重樫東)もそうだが、一番追い込んだ練習をしている。絶対に勝てる状態にさせて来年には世界戦をさせたい」と評価。その上で、「打たせないで倒してほしい」とV4戦に内容を求めた。
世界への最終関門に挑む
アマチュア時代、ロンドン五輪でともにメダリストとなったWBA世界ミドル級王者の村田諒太(帝拳)は10日後に米国ラスベガスで2度目の防衛戦に臨む。村田とは半月前にLINEで連絡したというが内容は秘密とのこと。海外で戦う村田に、「すごいことですよね。僕も世界挑戦となると、海外でやる可能性もあるので決まったらやってみたい」と語った。
当日は、セミファイナルにフェザー級10回戦、前日本ユース・フェザー級王者の溜田剛士(25=大橋)対元WBCユース・バンタム級王者の丸田陽七太(21=森岡)をはじめ好カードが揃った。熱戦が期待される。
当日は、セミファイナルにフェザー級10回戦、前日本ユース・フェザー級王者の溜田剛士(25=大橋)対元WBCユース・バンタム級王者の丸田陽七太(21=森岡)をはじめ好カードが揃った。熱戦が期待される。