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[前日計量]2018.10.10

内藤律樹 永田には何もさせない!

 今年1月にOPBF東洋太平洋Sライト級王座を獲得した内藤律樹(27=E&Jカシアス)が明日11日、後楽園ホールで2度目の防衛戦に臨む。その前日計量が都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、内藤と挑戦者で同級14位の永田大士(28=三迫)はリミットの63.5kgを一発でクリア。計量後、明日の対決に向け意気込みを語った。
この一年で体が出来上がった
 リミットちょうどで秤を降りた元日本Sフェザー級王者の内藤は、昨年9月に階級を上げこの1年で体はSライト級にフィット。ホットミルクティーを飲みながら落ち着いた表情で「調子よく仕上がった」と話すと、自身と同じサウスポーの永田に対しては、「気持ちの強い選手で倒されないしぶとさがある」と警戒。その上でスピードとテクニックに定評のある技巧派サウスポーは、「キャリアと技術に差がある。そこは見せつけていきたい。相手に何もさせず次に繋がる内容、チャンスがあればKOも狙っていきたい」と自信を示した。
WBSSのリングは決して夢じゃない
 また、先日横浜アリーナで開催されたWBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)Sライト級準々決勝、王者キリル・レリク(ベラルーシ)vs元IBF同級王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(露)に話がおよぶと、来年の海外挑戦を目指す内藤は「画面を通して見た限り、そんなに遠い壁じゃないと感じた。(いつかは自分もと)気合いが入った」と拳を握った。
仕上がりはバッチリ、絶好調と永田
 一方、内藤と同じくアマチュア出身、B級デビューの永田は、14戦目で辿り着いた初のタイトル挑戦。100gアンダーの63.4kgでパスすると、これまでに何度かスパーリングで手を合わせた内藤については、「強いというよりも上手かった。互いに手の内はわかっている」とだけコメント。続けて「やることは決まっている。楽しみにしていてください」と強気な口調で話し、「挑戦者として戦うだけだが自信はある。絶対に獲る!」とタイトル奪取を誓った。

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