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昨日に引き続き行われた「第75回東日本新人王準決勝」が28日に後楽園ホールで開催され、し烈な戦いが繰り広げられた。勝者は11月4日(日)に同会場で行われる東日本新人王決勝戦に出場する。フェザー級4回戦では中村由樹(19=輪島功一スポーツ)と松澤拳(28=宮田)が対戦した。
試合の模様はインターネット動画配信サービス「BOXING RAIRE」で配信される。
試合の模様はインターネット動画配信サービス「BOXING RAIRE」で配信される。
中村が強さを見せた!
初回、サウスポー松澤が左フックを狙うが、中村は相手の動きを見切ると右ストレートを痛打。ラウンド終盤にロープに詰めて連打でダウンを奪った。2回、リズムを掴んだ中村は右カウンターでダメージを与えると、パンチをまとめて試合を終わらせた。
中村由樹(輪島功一スポーツ)
控室に戻った中村は「自分の距離で戦えて相手のパンチが見やすかった。今回はリングに上がる前から楽しかった。お客さんを沸かせることができてうれしい」と会心の勝利に頬を緩めた。続けて「試合前、勅使河原さんにコツコツ当てていこうとアドバイスをもらい実行することができた」と話し、ジムの先輩で10月11日(木)にOPBF東洋太平洋Sバンタム級王座決定戦に出場する前WBOアジアパシフィック・バンタム級王者の勅使河原弘晶に勝利のタスキをつないだ。
石川が倒した
バンタム級4回戦では花森成吾(20=JBsports)と石川春樹(19=RK蒲田)が激突。上下に打ち分ける花森に最初は後手に回った石川だが、持ち前の強打を炸裂させると、2回に連打を繰り出し体力を削ると最後は右ストレートを決めてフィニッシュした。
5戦全勝(5KO)の石川
デビューからの連勝を伸ばした石川だが、「KOを狙い過ぎてしまい油断してパンチをもらってしまった。相手の右が効いて焦ってしまった。今日は練習でしてきたことを出せなかった」と反省の弁が口を突いた。石川は出場選手で唯一、全勝全KOの記録を更新している。決勝でもKOに期待が集まるが、「トレーナーに怒られない試合を見せたい」と謙虚に話した。決勝戦の発表会では父の洋トレーナーが持っている挑戦者カラーの青色のスーツを着て出席する。
西川宏次郎(八王子中屋)
第9試合ウェルター級4回戦では吉村鉄也(26=KG大和)と西川宏次郎(30=八王子中屋)が拳を交えた。パワーファイター同士による激しい打撃戦となったが、西川が押し勝つと左ボディを決めてジャッジに攻勢をアピール。判定勝ちで4連勝を飾った。
勝利を収めた西川は、「今までの相手の中で一番強くて心が折れそうになったが、周りの声のおかげで勝つことができた」と声を弾ませた。1月にデビューし、トーナメントを勝ち上がってきた西川は「運良く勝てているだけです」。決勝戦では辻本純平(帝拳)と当たるが「普通に戦っても勝てない。気持ちの強さを出して泥臭く勝ちにいく」と抱負を語った。
勝利を収めた西川は、「今までの相手の中で一番強くて心が折れそうになったが、周りの声のおかげで勝つことができた」と声を弾ませた。1月にデビューし、トーナメントを勝ち上がってきた西川は「運良く勝てているだけです」。決勝戦では辻本純平(帝拳)と当たるが「普通に戦っても勝てない。気持ちの強さを出して泥臭く勝ちにいく」と抱負を語った。