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明日、台湾の台北市体育館で日本時間19時半から行われるプロボクシング興行に向け、台北市内のホテルでは前日計量が行われ、メインイベントのOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級シルバー王座決定戦に出場する渡邉卓也(29=青木)らが体重計に乗った。なお、現地の報道では接近した台風24号に関するニュースも多いが、興行の役員からは「このイベントでは台風以上の旋風を台湾で巻き起こさせたい」との意欲も聞かれた。
セミはWBCアジア女子王座決定戦
世界王座を管理するWBA、WBC、IBF、WBOといったメジャー団体が、近年、様々な地域王座を新設させて普及を狙う中華圏において、日本が長く重宝してきたOPBF東洋太平洋王座は出遅れている。そう思われていたが、この台湾では、ボクシング漫画『はじめの一歩』での登場を通じて、同王座は予想以上に高い認知度を持っているようだ。
慌てて靴下を脱いで再計量
そのOPBF東洋太平洋のシルバー王座獲得を今回狙う渡邉は「体重にゆとりを持って現地入りした」と話し、計量が始まる前も、水を飲む余裕を見せたが、計量ではうっかり50グラム・オーバー。1度トイレに駆け込み、戻ったらリミットちょうどでパスとなった。相手のマクサイサイ・シットサイトーン(タイ)(タイ)は一発パス。2014年6月の後楽園ホールで天笠尚(引退)に敗れてから2度目となる日本人との対戦には「前回のような恐怖はなくなった。チャンスがあったら倒す」とひるまぬことを誓った。
マクサイサイと渡邉
渡邉はこれまでに、WBCユース、IBFアジア、WBOアジア・パシフィック、WBO 東洋を獲得。ことさらWBOアジア・パシフィックに関しては現在では認可されている王座に関しては、獲得選手日本第一号でもあるが「世界王座を1つ取ることが大事。今の活動はそのプロセス」とコメントした。