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「第75回東日本新人王準決勝」が26日に後楽園ホールで開催され、11階級で激戦が繰り広げられた。勝者は11月4日(日)に同会場で行われる決勝戦にコマを進めた。Sフェザー級4回戦では、鯉淵健(横浜光)と長田庄一郎(ワタナベ)が対戦。初回から激しくパンチを交換した。
鯉淵が初回勝ち
長田がジャブを飛ばし右ボディを好打するが、鯉淵はワンツー連打で対抗すると右フックでなぎ倒した。ダメージが少ない長田は果敢に打ち合ったが、鯉淵が右フックを決めて2度目のダウンを演出。ここも立ち上がった長田だが、レフェリーは続行を許さなかった。
次も倒しにいきます!
試合後、3連勝した鯉淵は、「打ちにいくときに頭が下がる癖を何度も注意されたが直せなかった。試合が終わった時はうれしかったが、控室に戻ってきたらトレーナーに怒られました」と苦笑い。現在、大学4年生で就職活動も終わりボクシングに専念できる環境になった鯉淵は、「もっとできると思う。これからの伸びしろに期待してください」と拳を握った。
左:大保 右:峯田
フェザー級4回戦では峯田光(帝拳)と大保龍球(神奈川渥美)が激突。プレスをかけて連打で攻める大保に対し、峯田は左フックをヒット。大保のパンチをかわし有効打を決めた峯田が振り切った。
峯田光(帝拳)
デビューからの連勝を伸ばした峯田は、「タイミングの良いパンチを入れたが、相手は打たれ強くてパンチをもらってしまった」と反省の弁が口を突いた。奄美大島出身の峯田は19歳で上京し帝拳ジムに入門。この日は母が駆けつけ声援を送った。「決勝戦は圧倒して勝ちたい」と意気込みを口にした。