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元IBF(国際ボクシング連盟)Sバンタム級王者の小國以載(角海老宝石)が26日に都内の所属ジムで会見を開き、現役復帰を発表した。小國は12月1日(土)に後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のセミファイナル(相手未定)で約1年3ヶ月ぶりにリングに上がる。王座返り咲きを誓った小國は「日本人対決でSバンタム級を盛り上げていきたい」と意気込みを語った。
衣装の総額は6300円
同門のWBOアジアパシフィックSライト級王者の岡田博喜に呼ばれた小國は、「辞めると言ったのに嘘をついてすみませんでした」とピノキオの格好で登場し、報道陣を笑いに誘った。
古傷が完治した
復帰の理由を古傷の右手首の完治と、家族を養っていくためだと語った小國。2012年3月に当時保持していたOPBF王座初防衛戦前のスパーリングで右手首を負傷。腱を2箇所断裂、さらに筋膜がはがれて水が溜まった状態だった。それ以降、痛み止め注射を打ちながら試合に臨んでいたという。そして、昨年9月に岩佐亮佑(セレス)に敗れ王座を陥落。身体に限界を感じグローブを置く決意を固めたが、かかりつけの医者に手術したら完治すると言われ、今年1月末に手術に踏み切った。
その後、4月に入籍し8月に長男が誕生。「会う人にサウスポーが苦手だねと言われたが、本当は違うんだと思っていた。嫌いだがもう一度サウスポーと対戦したい。右が治った状態で試合がしたくなった」と復帰に至る経緯を説明した。
その後、4月に入籍し8月に長男が誕生。「会う人にサウスポーが苦手だねと言われたが、本当は違うんだと思っていた。嫌いだがもう一度サウスポーと対戦したい。右が治った状態で試合がしたくなった」と復帰に至る経緯を説明した。
サウスポーに勝ちたい
7月からジムワークを再開し「今はマスボクシングしかしていない」というが、10月からスパーリングを始める。世界王者返り咲きを目指す小國は「一番戦いたい相手はWBO王者」と8月に大竹秀典(金子)に衝撃のKO勝ちで防衛に成功したアイザック・ドグボエ(ガーナ)の名前を挙げた。
さらに「一度負けている岩佐選手と和氣さん(和氣慎吾=FLARE山上)にはいつか借りを返したい。今度は右をガンガン打ちます」とキャリア2敗を喫している2人へのリベンジを誓った。
さらに「一度負けている岩佐選手と和氣さん(和氣慎吾=FLARE山上)にはいつか借りを返したい。今度は右をガンガン打ちます」とキャリア2敗を喫している2人へのリベンジを誓った。
状態は60%〜70%は戻っている
12月1日(土)の復帰戦(相手未定)は、「まずはリングに慣れること。それから思い切り右を打って痛くないか感触を確かめたい」。「これまではディフェンス重視のスタイルだったが、右が使えるようになり攻撃のバリエーションを見せたい」と語ると、「一度勝って来年の4月には大きな勝負がしたい」と拳を握った。
会見では日本Sライト級王者の細川バレンタイン(角海老宝石)も出席。メインイベントで同級10位の稲垣孝(フラッシュ赤羽)を迎えて2度目の防衛戦が発表された。
会見では日本Sライト級王者の細川バレンタイン(角海老宝石)も出席。メインイベントで同級10位の稲垣孝(フラッシュ赤羽)を迎えて2度目の防衛戦が発表された。