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OPBF東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・ミドル級タイトルマッチの前日計量が25日に都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、2冠王者の秋山泰幸(ワタナベ)と挑戦者でOPBF11位、WBOアジア5位の細川チャーリー忍(金子)ともにリミットの72.5kgを一発でクリアした。試合は明日26日、後楽園ホールで開催の「ゴールデンチャイルド.124」で行われ、メインのこの試合は20時開始予定。
前回は2-0で秋山が勝利
昨年12月に敵地・大阪で前王者の太尊康輝(六島)を5回TKOで破り2冠を奪取した秋山は、この試合で拳を負傷し、治療に時間を費やしたため今回が初の防衛戦。細川とは前々回のノンタイトル戦で対戦し、この時は2-0の判定で辛勝している。
今よりも強くなるのが目標と秋山
リミットを下回る72.3kgで計量を終えた秋山は、「拳はもう大丈夫です。この期間に強くなるための練習をしてきたつもり」と万全の仕上がりを強調。細川については、「僕もそうだが、彼も前回と同じ選手だとは思っていない」と警戒し、激しい打ち合いを予想した上で「ベルトは意識していない。最善を尽くすだけ」と決意した。
細川は「ボクシングをやっている以上は世界を目指す」
一方、昨年3月の秋山戦以降、4連続KOと勢いにのってこのチャンスを掴んだ細川は72.1kgでクリア。14戦目で迎える初のタイトル戦だが、緊張の色をまったく見せずに「世界に行くための通過点。2本のベルトは美味しいが、それもただの結果」と言い切った。再戦についても「お互いに前回とは違うだろうからリベンジの意識はまったくない」と秋山と同じ答え。好調の理由を訊ねると「前回の秋山戦でアウトボクシングでは勝てないと思い知った。だからスタイルを倒すボクシングに変えた。上手くはまっている」とし、「明日はバチバチに打ち合って勝つ。自信? かなりあるね。自分が一番強い!」と強気な姿勢を崩さなかった。
両者とも気合十分!
互いにこの1年半でどれだけ成長したのか――。秋山が12勝9KO、細川が10勝9KOと両者ともパンチがあるだけに序盤からスリリングな展開になりそうだ。明日の再戦は完全決着しかない!