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氏原文男(フラッシュ赤羽)と長谷川慎之介(青木)が19日に後楽園ホールで開催された「オーバーヒート・ボクサーズナイト87」のメインイベント、Sフェザー級8回戦で対戦。試合はWBO世界フライ級王者の木村翔(29)が所属する青木ジムのサウスポー長谷川が左ボディアッパーを決めて主導権を握った。
長谷川が6連勝
距離を詰める氏原に対し、長谷川はボディにパンチを集めると左ストレートを好打。被弾しながらもワンツーを返した氏原だが、長谷川のコンビネーションが上回った。中盤、長谷川はボディを効かせてダウン寸前まで追い込むが氏原も奮闘。しかし、試合をコントロールし続けた長谷川が明白にポイントを重ね判定勝ちを収めた。
周りの支えで勝つことができた
控室に戻った長谷川は「タフな相手だったけど勝つことができて良かった」と安堵の表情。アマ時代はボクシングの名門、作新学院から駒沢大学と進んだが、大学時代は補欠で「雑草以下でした。あまり良い思い出がないです」と長谷川。卒業後は競技から一度離れたが、職場から近い青木ジムに入門するとボクシングへの情熱が再燃しプロのリングに上がった。
最初は1勝2敗と黒星が先行。「やっぱりプロでもダメかと思ったが、トレーナーや先輩に励まされて続けることができた。大学時代に比べたらここまでこれたのは奇跡」と感謝の気持ちを言葉にした。
最初は1勝2敗と黒星が先行。「やっぱりプロでもダメかと思ったが、トレーナーや先輩に励まされて続けることができた。大学時代に比べたらここまでこれたのは奇跡」と感謝の気持ちを言葉にした。
日本ランカーを目指したい
今はボクシングが楽しいと語った長谷川は、「勝っていつもお世話になっている木村さんや卓也さんにつなげることができてうれしい」と笑みを浮かべた。長谷川は24日に名古屋で田中恒成(畑中)を迎え3度目の防衛戦に臨む木村、さらに29日に台湾・台北市でOPBF東洋太平洋シルバーSフェザー級王座決定戦に出場する渡邉卓也(29)に勝利のバトンを渡した。