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3度目の防衛戦を5日後に控えたWBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の木村翔(29=青木)が19日、都内のジムで練習を公開した。世界2階級制覇王者の田中恒成(23=畑中)とのキャリア最大の難関に向け、タイ合宿で徹底的にスタミナを強化した木村は、「29歳にして今が一番脂が乗っている」と絶好調ぶりをアピール。タイに同行した有吉将之会長も「疲れのピークがまったくこなかった。不安なのであえて休ませたほど。冗談抜きに、怖いぐらい調子が良い」と、木村の天井知らずのスタミナに驚きを隠さなかった。
試合は9月24日(月・祝)、愛知・武田テバオーシャンアリーナで行われ、中京地区はCBCテレビで15時57分から生中継される。
試合は9月24日(月・祝)、愛知・武田テバオーシャンアリーナで行われ、中京地区はCBCテレビで15時57分から生中継される。
木村の調子は良すぎる、上手くピークを試合に持っていきたい
昨年7月に中国の英雄ゾウ・シミン(36=中国)を11回TKOで倒しタイトルを奪取した木村は、12月の初防衛戦で元WBC世界同級王者の五十嵐俊幸(帝拳)を9回TKOで、今年7月には強打を誇る同級4位のフローイラン・サルダール(比)を6回KOで退け2度の防衛に成功。世界前哨戦からここまで4連続KOと圧倒的な強さを発揮するが、本人は「毎回12ラウンドをしっかり動くつもりで試合に臨んでいるだけ」といたって冷静だ。今回の田中戦についても、「確かにスピードとテクニックは素晴らしいものを持っているが、僕がチャンピオンとしての強さを見せるだけ。相手がどうこうじゃない」と絶対の自信を示した。
今回から参謀役としてチーム入りする大竹氏
また、これまで佐藤修、坂田健史を世界王者に育て上げた元協栄ジムトレーナーの大竹重幸氏が今回から陣営をアシストする。大竹氏は木村の才能を「貪欲に強さをもとめる姿勢が素晴らしい。教えても吸収が速い。坂田よりスマートで、同じことをきちんと繰り返す姿は勇利(アルバチャコフ)に近い。僕は彼を雑草とは思っていない」と高く評価した。
15Rの試合もできると木村
この名参謀をチームに加えた有吉会長は「大竹先生が入ったことで100人力。万全の体制」と自負。さらに、この2ヶ月間で150ラウンド以上のスパーリングを消化し、タイでは1ラウンド4分の設定で過酷な練習に耐えた木村を「頼もしい」といった眼差しでミットを持ち、木村のパンチ一発、一発を入念に確認していた。
V3防衛に自信あり!