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2団体のベルトを懸け世界ミドル級頂上決戦を行ったサウル・アルバレス(メキシコ)とゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)が15日(日本時間16日)、試合が行われた米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナ特設会場で試合後の会見を行った。
ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
最初に登壇したゴロフキンは「今日誰が勝ったのか、私の口からは言わない。ジャッジが決めたことだからね。今日の試合はとてもエキサイティングだったし、お客さんの興奮も伝わった。私のできるすべてを出したし、カネロ(アルバレス)にはおめでとうと言いたい」と穏やかな表情で勝者を讃えた。戦術については「特に変えていない。彼がボディを狙ってくることはわかっていた、対応はできていたと思う」と悔しさをにじませた。再戦については「私はいつでも受けます。条件さえ合えばね」と笑顔を見せると最後に「また、会いましょう。私は帰ってきます。皆さんありがとう」と復帰を示唆して会場を後にした。
新王者のサウス(カネロ)アルバレス(メキシコ)
続いて、勝者のアルバレスが登壇するとメキシコ人記者の拍手が鳴り響いた。「今日の勝利をメキシコ国民と分かち合いたい。私を13歳からボクシングに夢中にさせてくれたトレーナー、家族や関係者に本当に感謝している。皆が再戦を望むなら私は戦う意思がある。ただ、今は家族とゆっくりしたいね」と一気に話した。「私は偉大なファイターで、今日はそれを証明できてうれしい。メキシコの勝利だ」と最後はお決まりの“ビバ・メヒコ”の掛け声で会見を締めた。
オスカー・デラホーヤ氏
この試合をプロモートしたゴールデン・ボーイプロモーションのオスカー・デラホーヤ氏は「今日の素晴らしい試合をプロモートできたことを誇りに思う。両者は本当に良いファイトを見せてくれた。カネロ(アルバレス)にはおめでとうと言いたい。トリプルG(ゴロフキン)には帰ってこいよと言いたい」と話し会見を終えた。