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インドネシアのジャカルタで開催されているアジア大会のボクシング競技では26日にフライ級・田中亮明(中京高・教員)、ウェルター級・荒本一成(日本大)、女子フライ級・和田まどか(福井県体育協会)、27日にライトフライ級・坪井智也(自衛隊体育学校)、ライトウェルター級・成松大介(自体校)がリングに上がった。
会場の様子
ローカルな国際大会で日本勢は優勝も多くできる時代となったが、強豪国が集中力を高める主要大会では、今もエリート(成年)で男女とも厳しい現状がある。このアジア大会もそのひとつだ。
国際大会でのフライ級初勝利の和田
26日にプロ世界王座の2階級制覇者を弟に持つ田中はGankhuyag Gan-Erdene(モンゴル)に1-4、高校8冠王の荒本はSajad Ghazim-Zadeh(イラン)に0-5でポイント負けを喫した。和田はAnusha Kodituwakkuに4-1でポイント勝ち。2013年の世界選手権でライトフライ級の銅メダルを獲得した以後、フライ級に転向してから国際大会での勝利が1度もなかった日本の女帝は「相手には経験も豊富で実際に強かったけど、もうあとがないと思って臨んだ」と試合後にコメントした。
「肉体改造で出直す」と坪井
27日に坪井はTemirtas Zhusupov(カザフスタン)に2-3でポイント負け。「1、2ラウンドを取ったから勝ったと思ったけど、次につながる内容だったと前向きにとらえたい」と話した。2016年リオ五輪・日本代表の成松はLibertus Gah(インドネシア)に5-0でポイント勝ち。
シードの成松が勝利の瞬間
表彰台入りをかけた準々決勝に残った日本勢は、これで成松と和田。4年前の仁川アジア大会では銅メダルが3つ。それを上回るためには金・銀メダルを獲得しなければならない。