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世界を目指すロンドン五輪銅メダリストでOPBF東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(32=大橋)が、OPBF同級10位の河村真吾(28=堺東ミツキ)を相手に、明日17日の後楽園ホールで3度目の防衛戦に臨む。その前日計量が都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、両者はリミットの57.1sで一発パスした。
この試合の模様は18日の深夜27時30分から関東ローカルのフジテレビ地上波で放送される。
この試合の模様は18日の深夜27時30分から関東ローカルのフジテレビ地上波で放送される。
減量はいつもより楽だったと清水
2年前にプロ転向したサウスポーの清水は、長身から打ち下ろす左ストレートを武器にここまで6戦全勝6KOをマーク。WBCとIBFで世界6位にランクされ、来たるべき世界のチャンスを待つばかり。計量後、特製のスッポンスープで鋭気を養った清水は「調子はめちゃくちゃ良い。減量も体のケアをしながら早めに始めたので上手くいった」と万全の仕上がりを強調した。
スッポンスープを飲んで体力を回復
先日の西日本豪雨災害で岡山・総社市の実家が車庫だけを残し、すべて流されたとSNSで明かしていた清水は、家族が無事だったのは不幸中の幸いだが、アマチュア時代の賞状や写真といった思い出の品が3割ほどしか残らず、練習に身が入らない日々が続いたそうだ。それでも総社市長に世界チャンピオンになったら市をあげてパレードを行うと励まされ、気持ちを切り替えたという。「僕にできることは、勝って少しでも(被害にあわれた方を)元気づけることぐらいしかできない」と決意の表情を見せた清水は、「明日は自分のボクシングをして、良い内容で世界をアピールする」と誓った。
12Rのスタミナは作っていない。前半で決着をつける!
一方、清水と同じサウスポーの河村は13年の全日本新人王覇者。8回戦以降は左肩の怪我もあり、勝ち負けを繰り返していたが、最近は3連勝と好調をキープしている。タイトル戦は16年1月のタイでのIBFアジア王座戦に続き今回が2度目。新人王戦以来の敵地・後楽園ホールとなるが、20戦のキャリアのうち7試合がアウェイでの試合と敵地での経験は豊富だ。
「強いチャンピオンと戦えることが嬉しい。不安よりもワクワクの方が大きい」と話した河村は、明日が待ちきれないといった様子で「正直作戦はない。戦略を練ったところで、(清水に)その上を行かれるのは分かっている。気持ちでは負けないので、やってきたことを信じ正面から勝負したい。(清水の)ダイヤモンドレフトにダイヤモンドスピリットで挑む」と強い眼差しを向けた。
「強いチャンピオンと戦えることが嬉しい。不安よりもワクワクの方が大きい」と話した河村は、明日が待ちきれないといった様子で「正直作戦はない。戦略を練ったところで、(清水に)その上を行かれるのは分かっている。気持ちでは負けないので、やってきたことを信じ正面から勝負したい。(清水の)ダイヤモンドレフトにダイヤモンドスピリットで挑む」と強い眼差しを向けた。
初回から激しい打ち合いになる!
サウスポー同士によるOPBF王座戦。清水はプロ初のサウスポーを相手に今回も抜群の安定感を発揮し、世界への足掛かりとするのか――。それともアウェイ慣れしている河村が清水の強打に耐え、正面突破の連打で王者に牙をむくのか――。序盤から打撃戦は必至だ!