試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
世界2階級制覇王者の田中恒成(畑中)が31日、名古屋市内のCBC放送内の特設会場で次戦の発表会見を行った。試合は9月24日(月・祝)、名古屋市内の武田テバオーシャンアリーナでWBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の木村翔(青木)に挑戦することを発表した。世界最速タイ記録となる12戦目での世界3階級制覇を目指す田中は、27日に中国・青島で行われた木村のV2戦を生観戦。「木村選手は圧力が強い」と警戒した。
畑中清詞会長
会見の冒頭、畑中清詞会長は「正式に9月24日にWBO世界フライ級チャンピオンの木村選手に挑戦することになりました。恒成は、世界最短での世界3階級制覇に挑みます。是非、地元名古屋で獲って欲しいなと思っています」と発表した。木村対策としては「とにかく『スタミナ』だと思っています」と語った。
もちろん倒しにいく
続いて、田中は「WBOの1位に上がっていて、最速で3階級制覇ができるなら臨みたいと思っていたので勝って達成したいと思います」とコメント。木村の印象を「中国というところであっても、どこであってもブレないメンタルを持っているなという印象です。ゾウ・シミン(中国)からベルトを奪って、自信を高めてるし勢いもある」と語った。「間違いなくキツい試合になる。この試合のキーポイントはメンタルだと思っています」と激闘を予想した。
9.24 木村翔 vs 田中恒成
会見後、田中は「打ち合わないと始まらない。あのプレッシャーをさばき切れるとは最初から思っていません。自分は距離をキープするのは上手くない。さばこうと思ってロープを背負っているようでは負けているってことですよ」と笑顔を交えながら打撃戦をほのめかした。「自分の当日の動きがよければ、捕まらない。ただ、それを12ラウンドできるわけではない。数ラウンドだけです、それができるのは。それをちょっとでも伸ばすスタミナ、あとはそれの使いどころ。そういう意味でも倒しにいきます」と明確なプランを立てて調整すると明かした。
田中陣営
※世界最速3階級制覇はWBA世界ライト級チャンピオンのワシル・ロマチェンコが5月に達成している。戦績は、12戦11勝(9KO)1敗。
木村のV2戦を観戦した田中