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26日、東京・水道橋の後楽園ホールでは、13時からプロテストが行われ、過去に全日本女子選手権で上位進出歴が多かったほか、第1回女子世界ユース選手権への出場経験も持つ千本瑞規(24=ワタナベ)と、極真空手で世界選手権連覇、キックボクシングでも確固たる実績を誇ってきた谷山佳菜子(31=同)がB級で受験した。合否は今日午後にはJBC(日本ボクシングコミッション)の公式ウェブサイトで発表される予定だ。
シャドーから実技試験が始まった
テストで両者が行ったのは筆記試験、計量、シャドーボクシング1回、スパーリング3回。B級女子の受験は2名のみだったため、両者がスパーを行った。1、2回は共に手数が少なく「積極性」を注意されて最終3回へ。谷山がフィジカルのアドバンテージで前進し、そこに千本がカウンターを取ったり、いなしたりの展開となった。
スピーディな千本瑞規(右)
テスト後に千本は「勝つことは最優先として、競技が活性化にもつながる選手まで目指したい。そのために、私生活でも注目されるような魅力を意識していく」と高い志を口にした。
谷山はパンチ力も申し分なさそう
キックボクシング界で 「J-GIRLS -53s Japan Queen王者」、「HOOST CUP 初代女子バンタム級王者」であった谷山は、膝のケガに完治の目処が立たず、蹴りのある格闘技を断念。5階級制覇王者の藤岡奈穂子(畑山&竹原)らと親交もきっかけに、ボクシングでの再出発を決意した。パンチのトレーニング自体は3年前から行っているという谷山は、この競技について「奥深くて壮大な印象。“女子は華奢”なんてイメージまでノックアウトしてみせたい」と語り、女子ではいまだ難関といわれるテレビ中継にも声のかかる存在を目指したいと理想を話した。将来、常識を変える活躍を見せるのは、さてどっちだ!?