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すでに伝えられていたWBA"スーパー"&IBF&WBO3団体ヘビー統一王者アンソニー・ジョシュア(28=英国)vsWBA&WBO1位の元世界王者アレクサンダル・ポベトキン(39=ロシア)の対戦が、WBAの指名戦として英国・ロンドンにある9万人収容のウェンブリー・スタジアムで行うことが正式発表された。
3冠王者、ジョシュアはWBAの指名戦を選択
ウェンブリー・スタジアムでジョシュアが試合を行うのは、昨年の4月29日、9万人の大観衆を集めた元3団体王者のウラジミール・クリチコ(引退=ウクライナ)とのIBF世界ヘビー級タイトルマッチ以来。ジョシュアはこの試合に向けて「リングに戻るのが待ちきれないよ。3月の試合が遠い昔のようだ。ポベトキン戦は細心の注意を払って準備しなければならない危険な挑戦者だ」と語り試合当日まで厳しいトレーニングを行うと誓った。
ポベトキン「世界タイトルはいつも私の目標だった」
一方の元WBA正規同級王者のポベトキンは「世界タイトルはいつも私の目標だった。私はいつも最強の相手に挑んできた。そして9月22日はそのチャンスを得るだろう。アンソニー・ジョシュアには4本(WBA、IBF、WBOに加えIBOのマイナータイトルの合わせて4冠がかけられる)のベルトがあり、私はそれらをすべて欲しいんだ。リングで2人のオリンピック金メダリストが対峙すればそれは、息をのむような戦いとなるだろう。」とコメントを残した。ポベトキンは2年前、WBC世界ベヒー級王者のデオンテイ・ワイルダー(アメリカ)への挑戦時にドーピング検査で失格となった過去がある。そのため、今回は厳しいドーピング検査がポベトキンには課せられた。ジョシュアはこの指名戦をクリアして来年には、夢の"Undisputed (比類なき)"4冠王者となるため、ワイルダーとの王座統一戦を見越して、4月13日に同じウェンブリー・スタジアムをすでに確保している。