矢田良太が次戦を発表

　日本ウェルター級チャンピオンの矢田良太(グリーンツダ)と、日本バンタム級5位の田中一樹(グリーンツダ)が7日、大阪市内のグリーンツダジムで次戦発表会見に臨み、それぞれ意気込みを語った。初防衛戦を迎える矢田は、対戦相手の同級10位の岡本和泰(奈良)と会見の席に座り健闘を誓い合った。

　会見の冒頭、本石昌也会長は「8月11日(土)、枚方市総合体育館でCRASH BOXINGVol.15を行います。その試合のメインイベントで日本ウェルター級王者の矢田良太の初防衛戦を行います。対戦相手は、同じ関西で私が昔から注目していた奈良ジムの岡本和泰選手に決まりました。民間企業として初めて枚方市協賛のボクシングのイベントとなります。矢田も枚方市出身ですから、初防衛戦で盛り上げて欲しいと思います。また、今、日本バンタム級5位で枚方市在住の田中一樹はセミファイナルで、現在日本バンタム級では一番勢いのある、一力ジムの栗原慶太選手との対戦が決まりました。この試合はタイトル戦に向けてのテストマッチと位置づけています。しっかりと勝ってタイトル初挑戦につなげていって欲しいです」と語った。

　初防衛戦が決まった矢田は「地元で初防衛戦、こんな舞台を用意してくれた会長に感謝しています。4月に激闘の末に獲ったチャンピオンベルトを初防衛で失いたくないので、今はハードなトレーニングを行なっています。8月11日は、さらに進化した『浪速のターミネーター』をお見せします。KO勝利で熱い試合をします。応援よろしくお願いします」と気合いを入れた。
 

　続いて、マイクを握った挑戦者の岡本は「初挑戦の日本タイトルマッチで、すごく楽しみにしています。ただ、昨年の最強挑戦者決定戦に出場しましたが負けてしまい、迷っていたときに、こういう話をいただいたので、チャンピオンになるまでは絶対辞めないと決めて練習を積んでいます。選んでいただきありがとうございます。その気持ちに応えるためにも、絶対諦めない熱い試合をしますので応援よろしくお願いします」と挑戦者らしい抱負を語った。

　いよいよタイトルが射程圏内となった田中は「次戦、東京の栗原選手と決まりました。強いという噂は聞いていますが、映像も見ていません。しっかりとこの試合に勝ってステップアップして、いずれくるタイトルマッチでも勝てるように練習します。栗原選手を仕留めて、東洋太平洋ランキングもいただこうと思っています」と意気込んだ。