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日本ミドル級王者の竹迫司登(たけさこ・かずと/26=ワールドスポーツ)が2日、後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ」のメインイベントに出場。73.0kg契約10回戦で元ムエタイ王者でタイ国同級1位のチャイワット・ムアンポン(32=タイ)と拳を交えた。デビュー以来8戦全勝(8KO)、さらにすべて3ラウンド以内に試合を終わらせている竹迫は今回も強打を爆発させたのか?
3度のダウンを奪いKO勝ち
プロ入り後、初のサウスポーと対戦した竹迫は初回、ジャブで距離を測り右を狙うが動きに硬さが見られた。しかし、2回になるとジャブが当たりはじめ、左フックを好打。ラウンド終盤に左ボディで先制のダウンを奪った。5回、竹迫は右のダブルで2度目のダウンを演出。7回、粘りを見せるチャイワットに左ボディを決めてキャンバスに沈めた。
練習の成果が出なかった
キャリア最長となる7ラウンドKO勝ちでメインを締めた竹迫だが「今日は悔しいですね」と不満顔。「いつもよりKOを狙い力み過ぎた。メインイベンターでしっかり倒したいと力が入ってしまった。長いラウンドを戦えたが試合の組み立てが悪かった。チャンピオンカーニバルMVPに選んでもらったのに申し訳ないです」と笑顔はなかった。
良い勉強になった試合
竹迫を担当する藤原俊志トレーナーは「ロープに追い込むまでは良かったが、攻撃が雑になってしまった。ただ、今後に向けて長いラウンドやれたのは良いキャリア。サウスポー相手に右アッパーを当てられた。これから気が引き締まると思うし強くなっていく」とコメントした。
齊田竜也会長は「相手はパンチを殺すのが上手くてプラスになった試合だと思う。これから日本タイトルを防衛させてキャリアを積ませたい。OPBFとWBOアジアパシフィック王者(秋山泰幸=ワタナベ)が日本にいるのでチャンスがあれば対戦させたい」と語った。
齊田竜也会長は「相手はパンチを殺すのが上手くてプラスになった試合だと思う。これから日本タイトルを防衛させてキャリアを積ませたい。OPBFとWBOアジアパシフィック王者(秋山泰幸=ワタナベ)が日本にいるのでチャンスがあれば対戦させたい」と語った。
もう一度戦いたい
一方、強打を浴びて倒されたチャイワットは「一番効いたのは頭に当たった左フック。(竹迫の)パンチは重たかった」と感想を口にした。