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28日、後楽園ホールで開催された「DANGANオール4回戦」は、フレッシュなC級ボクサーらしく1試合目から思い切りの良い打ち合いでKO決着が続いた。第10試合は今年の新人王戦にエントリーしているスーパーライト級の星大翔(20=角海老宝石)が、10戦目の入江翔太(30=KG大和)とウェルター級で対戦。最終試合を締めるに相応しい白熱のバトルとなった。
星は2度のダウンを奪い快勝
立ち上がり、足を使った星が右ストレートを好打すると、入江もジャブを突いて前に出るが、初回終了間際に強烈な右を浴びダウン。すると2回も星の右が上下に火を噴き、入江はまたもや終了間際に右ストレートを浴び崩れ落ちた。星はノーカウントのレフェリーストップを呼び込み、2度目の新人王戦に向け弾みをつけた。
新人王戦に向け弾みをついた
期待の新人として16年12月にデビューした星だが、昨年の東日本新人王戦は準決勝で敗退。初黒星を喫すると、今年2月の再起戦もドロー判定となり奮わなかった。今回も試合一週間前まで調子が上がらず、敗戦も覚悟していたそうだが、自分のボクシングを見つめ直したことで復活の糸口を掴んだ。「右ストレートを打った時の頭の位置が課題でした。まだまだ理想には遠いが、今日は効かされていないし、いい勝ち方ができたのでホッとした」。
一度は理想形が崩れた星 ここからまた磨きをかける
星が敬遠されたのか、今年のスーパーライト級はエントリー数が少なく、東日本新人王初戦はいきなりの決勝戦となる。会心の勝利に笑顔を見せた星は、決勝戦であたる遠藤健太(帝拳)を「かなり手強い相手」と評価し、「100%に仕上げられるよう頑張ります」と気を引き締めた。