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駿河男児ジム主催の「駿河男児Desafio.7」が20日(日)、富士山麓の会場ふじさんめっせで開催された。毎年春の祭りとして無料野外イベントや多くの出店が並ぶ大会は、昨年同様に全試合賞金マッチとして行われ、一試合目から白熱バトルが繰り広げられた。
畑中は好戦的な相手を3回TKOで仕留めた
メインイベントには、元WBC世界スーパーバンタム級王者の畑中清詞会長を父に持つ日本フライ級10位の畑中建人(19=畑中)が出場。タイ国スーパーフライ級8位ピチェート・チアナーワー(タイ)とスーパーフライ級8回戦を行い、序盤からテンポのいいジャブを突き優位に試合を進めると、ヒッティングによる3回TKO勝ちで快勝した。
3回TKO勝ちで賞金12万円を獲得
デビューからのパーフェクトレコードを6に伸ばした畑中だが、「もう少しやりたかった。不完全燃焼」と納得いかない様子。それでも9月頃を計画するユース王座戦に向け、「次はキレイに倒せるよう頑張ります」と抱負を語った。
来年はメインを張ると市川
セミファイナルでは駿河男児ジムのエース、日本ライト級16位の市川大樹(22=駿河男児)がインドネシアランカーを相手にスーパーフェザー級8回戦に臨み、初回から効かせた左ボディブローで3回KO勝ち。賞金12万円を手にした市川は「練習してきたことが出せたと思う。次に繋がり良かった」と喜び、来年の「駿河男児Desafio.8」では必ずメインを張ると誓った。
イベントを盛り上げた新旧世界王者
また、後輩の応援に駆けつけた元世界王者の山中慎介氏、下田昭文氏と世界2階級制覇王者の粟生隆寛(帝拳)、そして3階級制覇を目指す田中恒成(畑中)の新旧4人の世界王者がリング上で挨拶。田中は今年中に世界チャンピオンに返り咲くと誓い、引退したばかりの山中氏は「昨年来させてもらった時よりも来場者が増えたように思う。ボクシングが盛り上がって嬉しい」と話した。
富士市から世界王者を誕生させる!
さらに、今大会を主催した駿河男児ジム前島正晃会長は開催にあたっての感謝を述べ、富士市から必ず世界チャンピオンを輩出すると約束した。例年以上の賑わいを見せた春の富士祭り。来年はどんな趣向を凝らすのか楽しみだ。