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[試合結果]2018.4.22

英国のダブル世界戦 フランプトンvsドネア

 21日(日本時間22日)、英国北アイルランドのベルファスト、SSEアリーナではWBO(世界ボクシング機構)フェザー級暫定王座決定戦、4位カール・フランプトン(31=英)対8位ノニト・ドネア(35=比/米)、WBOバンタム級タイトルマッチ、王者ゾラニ・テテ(30=南ア)対挑戦者同級1位オマール・ナルバエス(42=亜)のダブル世界戦が行われた。

フランプトンが暫定王座獲得

〇カール・フランプトン(英)
 12回判定(3対0)
×ノニト・ドネア(比/米)

採点表
 11対2というオッズで支持を集めていたフランプトンは地元の声援を背に初回から快調に飛ばした。持ち味のひとつでもある左ジャブに加え右ストレートを効果的につかって元5階級制覇王者をリード。2回になると早くもドネアの左目周辺が腫れ始めた。内容面では競っているものの振り分けるとフランプトンというラウンドが続くなか、7回にはバッティングでドネアが右目上をカット。苦しい状況に拍車がかかった。終盤になるとドネアが逆転を狙って攻める場面もみられ、何度かチャンスに繋がりそうなシーンもつくったが後続打を断たれた。採点はジャッジ三者とも117対111でフランプトンだった。暫定王座を獲得し、年内にも正規王者オスカル・バルデス(メキシコ)との団体内統一戦を目指すフランプトンは26戦25勝(14KO)1敗。フェザー級での3年半ぶりの返り咲きを阻止されたドネアは43戦38勝(24KO)5敗。
テテvsナルバエス
〇ゾラニ・テテ(南ア)
12回判定(3対0)
×オマール・ナルバエス(亜)
テテがV2に成功
 テテ対ナルバエスはサウスポー同士の組み合わせだが、テテが175センチ、ナルバエスが159センチと身長では16センチの差がある。体格に加えパンチ力でも勝るテテが圧力をかけ、ナルバエスが守りながら迎撃するというパターンで試合は始まった。ともにミスを犯せないという呪縛からかアクションに乏しく、まったく盛り上がらないまま、攻撃姿勢で勝るテテにポイントが振り分けられるラウンドが続いた。そのまま最後まで展開は変わらず、ジャッジ三者が揃って120対108と採点する凡戦だった。初防衛戦は11秒KOで終わらせたテテだが、この日は一転して12回をフルに戦うことになった。それでも無難に2度目の防衛に成功し、戦績を30戦27勝(21KO)3敗に伸ばした。3階級制覇に失敗したナルバエスは53戦48勝(25KO)3敗2分。

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