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東洋太平洋バンタム級14位の荒木哲(斎藤)が15日、三重県のメッセウイングみえで開催された「REAL FIGHT.4& SUPER FIGHT.56」のメインイベントで中村祐斗(市野)とバンタム級8回戦で拳を交えた。敵地に乗り込んだ荒木と、地元開催でランキング奪取を狙う中村。両雄は開始から打ち合いに出た。
荒木がランカーらしい試合運びを見せた
試合は、荒木が強打の中村を左で捌ききり、ランカーの意地を見せた。開始から好戦的に踏み込んで打つ中村に対して、左ジャブで出端を抑えた荒木。中村の決死のフックを辛うじてガードする荒木はジャブから左ボディ、左アッパーでポイントを集めた。焦りの見えた中村だが、時折荒木をロープ側に追いやることは成功するが2打目が精度を欠いた。最後まで左で捌いた荒木が判定勝利をつかみランキング浮上のアピールに成功した。
もっとさばきたかったと荒木
敵地で勝利をつかんだ荒木は「もっと、捌かないといけなかったですね。中村選手のプレッシャーは感じましたし、左を警戒しすぎて、パンチも効いていました」と、反省の言葉が口をついた。「先のことは会長にお任せして、もっと練習頑張ります」と、最後は安堵の表情を見せた。
斎藤博之会長
斎藤博之会長は「作戦通りでしたね。前半、中村選手のパンチを受けておきたいと荒木も言っていたので、少し様子を見ました。離れてやる技も、くっついてやる技も出せたと思います。最後は安全にいっても良かったんですけど、相手も勝負に来ていたし、良い経験なので打ち合いに行きました。まあ、本当にこの試合は良い経験ですよ」と、こちらも安堵の笑顔がこぼれた。
悔しい敗戦となった中村
一方、悔しい敗戦となった中村は「もっと離れてやるつもりでしたが、できませんでした。ダメでしたね」と肩を落とした。