試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
世界王座を11度防衛した第39代WBA(世界ボクシング協会)スーパーフェザー級王者"KOダイナマイト"内山高志(38=ワタナベ)の引退式が27日の後楽園ホールで行われた。圧倒的な破壊力で世界王座に6年4ヵ月間君臨した内山は16年4月、12度目の防衛戦で暫定王者のジェスレル・コラレス(パナマ)に2回KO負けを喫し王座から陥落。同年の大晦日に再戦したが判定2-1で敗れ、王座返り咲きはならなかった。
須藤アナ渾身のコールが響いた
その後、昨年8月に惜しまれつつも引退を表明。今年2月に行われた2017年度年間表彰式では、これまでの功績が称えられ特別功労賞を受賞した。生涯戦績は27戦24勝(20KO)2敗1分。
OPBF王者時代のパネルも贈呈
慣れ親しんだ須藤尚紀アナウンサーのリングコールで入場した内山は、観客の声援に応え右手を高らかに上げリングイン。日本ボクシングコミッション、日本プロボクシング協会から記念品が、さらに後援会から花束と松坂牛一年分、高級スーツ一式、さらに自宅リフォーム権が贈呈され、華やかなセレモニーとなった。
これからは師弟ではなくライバルと渡辺会長
内山を世界王者にまで育て上げた渡辺均協会長は「V13は達成できなかったが、内山が史上最強だと思っている。次の人生でジム経営に挑戦するそうだが、今度はライバルとして競争する日を夢見ている」と挨拶した。
万感の想いで10カウントを聞いた
続いてマイクを握った内山は「15歳でボクシングを始め、37歳まで戦うことができたのは皆様の応援があったからこそ。ありがとうございました」とファンに感謝し、万感の想いで10カウントゴングを聞いた。
日本ボクシング界に一時代を築いた内山。今後は指導者としての活躍を楽しみにしたい。
日本ボクシング界に一時代を築いた内山。今後は指導者としての活躍を楽しみにしたい。
第二の人生の活躍にも期待