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WBO世界ミニマム級チャンピオン山中竜也(真正)の初防衛戦が18日、神戸ポートピアホテルで開催された。挑戦者は、来日2度目のモイセス・カジェロス(メキシコ)。試合が始まるとチャンピオンは落ち着いた様子で、主導権を握った。
8ラウンド終了KO決着
初防衛戦とは思えぬ貫禄のボクシングを展開した山中がリングの上で、存在感を見せつけた。チャレンジャーの出鼻をくじくジャブと右ストレート、アッパーも好打した。試合が決定的となったのは8ラウンド。ロープに追い込むと連打で相手の心を折った。9ラウンド開始のゴングを待たずに青コーナーから棄権の合図が出ると会場は大歓声に包まれた。
モイセス・カジェロス(メキシコ)
控室に引き上げたカジェロスは「山中はスピードがあり良いボクサーで、自分のボクシングが出来ませんでした。
途中で諦めるつもりはありませんでしたが、非常に疲れてしまいギブアップしました」と下を向いた。
途中で諦めるつもりはありませんでしたが、非常に疲れてしまいギブアップしました」と下を向いた。
山中竜也(真正)初防衛成功!
歓喜に沸いた会場を後にしたチャンピオン山中竜也は「長谷川(穂積)さんならもっと早く決めていたと思った。本人から試合後に褒めてもらえたのはうれしい。有効だったアッパーは練習どおり。早い段階の右アッパーで鼻血が出て、相手がそれを嫌がってくれたのでやりやすかった。そこからのコンビネーションにつなげられなかったのは反省点。もっと前半にボディに打ち込みたかったのもある。効いたパンチはない。相手は初回から走ってくることも想定していた。差のある勝ち方ではなかった。もっと打たせずに打つ理想的なボクシングをやりたい」とさらなる進化を約束した。
真正ジム!
安定感抜群のチャンピオン山中竜也(真正)の今後も見逃せない!
採点表