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IBF世界ミニマム級11位の谷口将隆(24=ワタナベ)が8日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のアンダーカードに出場。ライトフライ級8回戦でレイマーク・タダイ(23=フィリピン)と対戦した。昨年、日本王座と東洋太平洋王座に挑むも僅差の判定で涙を呑んだ期待の星は、3度目のチャンスに向けて再起2戦目に臨んだ。
谷口が完勝した
サウスポー谷口は序盤から上下にコンビネーションを決めてペースを掌握。12戦8勝(4KO)3敗1分けのタダイのラフな攻撃も冷静に見切り、的確にパンチを決めた。ポイントを重ねていた谷口だったが、6ラウンドに偶然のバッティングで後頭部を負傷。これ以上の続行は不能となり負傷判定勝ちで再起2連勝を飾った。
KOを狙い過ぎてしまった
今年の初戦を危なげなく勝利したが、「前半から相手のリズムが掴めたから仕留めないといけないのにできなかった。5〜6ラウンドにお客さんをしらけさせてしまった。上を目指す者としてはダメだった」と苦笑い。かつて日本タイトルをかけて激闘を繰り広げた小西伶弥(真正)が3月に世界挑戦することについて問われると「差を付けられたが、最終的に自分が勝って名前を残したい」と拳を握ると、「傷が治り次第すぐに練習を再開する」と前を見据えた。
石川が逆転KO勝ち
スーパーバンタム級4回戦では小嶋夏生(25=石神井スポーツ)と石川春樹(RK蒲田)が対戦。初回、小嶋の右ストレートを浴びてダウンを喫した石川だったが、ラウンド終盤に右フックでダウンを奪い返した。続く回にも右クロスでダウンを奪った石川は3回に連打でストップ勝ちを収めた。
KOに拘らず勝ちにいきたい
デビューからの連勝を3に伸ばした石川は「初めてダウンをもらい焦ってしまった。ダウンを奪い返したけど無我夢中で覚えていない。左ガードの甘さを知った。良い経験になった」と反省の弁が口を突いた。新人王トーナメントにエントリーしている石川は「試合を盛り上げられたけどパンチをもらうのは良くない。これからは危なげない試合をしていきたい」と課題を挙げて優勝を目指すと誓った。