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[試合後談話]2018.2.1

目標は新人王!

 1日に後楽園ホールで開催された「DANGAN206オール4回戦」は2試合が中止となり、全11試合で熱戦が繰り広げられた。試合後、控室に話を聞きに行くと多くの選手が「今年は新人王を獲りたい!」と目を輝かせた。 
引き分けが続き悔しい
 2戦1勝1分の碇瑠偉(18=厚木ワタナベ)と2戦2勝(1KO)の甲斐龍八(17=元気)が激突したスーパーフライ級4回戦。初回、連打で攻勢を仕掛ける甲斐に対し、碇は鋭い左フックで対抗。序盤は甲斐がポイントを奪ったが、後半は碇が左ボディを決めて挽回した。採点は3者ともに引き分けとし勝敗がつかなかった。

 2戦連続でドローを演じた碇は「ボディが効いているのがわかったがそれ以上、攻めることができなかった」と唇を噛んだ。「苦しい場面になるとフックを多用してしまうのでストレートで倒したい」と新人王獲得に基礎の強化を課題に挙げた。
有効打では上回っていたが…
 一方、3戦目で初の引き分けとなった甲斐は「全部を出し切れなかった。相手は噂どおりガードが良くて強い選手だった。次に対戦した時は必ず勝ちたい」と新人王トーナメントで再び対戦する可能性のある宿敵との完全決着を誓った。
左:長田が無傷の3連勝
 ライト級では長田庄一郎(19=ワタナベ)と藤ア光志(M.T)が拳を交えた。開始16秒で長田が右を合わせてダウンを奪うと、その後もジャブを軸にダメージを与えた。すると3回、長田の右が決まり2度目のダウンを演出。レフェリーはノーカウントで試合を止めた。
得意なパンチでダウンを奪えた
 これまで札幌と韓国のリングに上がり、これが初の後楽園ホールでの試合となった長田は「今日は知人が大勢来たので一番緊張した。勝ててホッとしています」と笑顔を見せると、「トーナメントを勝ち抜くためにも、しっかりストレートを当てられるタイミングを見つけていきたい」と前を見据えた。
目標は高山樹延さんです!
 第1試合フェザー級4回戦ではともにデビュー戦の中安魁星(21=角海老宝石)と向山太尊(19=ハッピーボックス)が対戦。中安がジャブで距離を組み立てると、スイッチを織り交ぜながら左右をヒット。その後も有効打を決め続け、最後はワンツーで腰を沈めさせたところでレフェリーが割って入った。

 激戦を制し初陣を飾った中安だったが、「緊張していないつもりだったが、2ラウンド目までまったく覚えていない。練習の成果が出なくて申し訳ないです」と反省の弁が口を突いた。同じ秋田県出身で元東洋太平洋暫定、日本ウェルター級王者の高山樹延氏(角海老宝石→引退)の紹介でジムに入門した中安。「来年の新人王に出場して優勝を目指したい」と抱負を語った。

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