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元日本スーパーウェルター級チャンピオンの野中悠樹(井岡弘樹)と東洋太平洋女子スーパーフライ級チャンピオンのぬきてるみ(井岡弘樹)が23日、大阪市内の井岡弘樹ジムで次戦の発表会見に臨んだ。野中は4月26日(木)、後楽園ホールで前スーパーウェルター級王者の井上岳志(ワールドS)とIBF同級世界2位決定戦が決まった。IBF女子世界スーパーフライ級1位のぬきは、2月17日(土)、アルゼンチン・ネウケン州でIBF女子世界スーパーフライ級王者のデボラ・ディオニシウス(亜)に挑戦することが発表された。
井岡弘樹会長
会見の冒頭、井岡弘樹会長は「ぬきは2月17日にアルゼンチンで世界タイトルが決まりました。また、4月26日に野中がIBF2位決定戦が決まりましたのでご報告します。ぬきは前の試合はバンタム級での挑戦でしたが、今回はスーパーフライですし、打ち合う戦いになれば勝機はあると思っています。万全な体制でアルゼンチンに行ってきます。野中も、このチャンスがラストチャンスのつもりで最後を賭けてしっかりと戦って、先に繋げて欲しいと思っています」と、両選手に期待を寄せた。
ぬきてるみ(井岡弘樹)
昨年7月、メキシコでWBC女子世界バンタム級タイトルマッチに臨むも、判定負けを喫していたぬきは復帰戦が再び世界戦となった。「昨年、初めて戦った世界戦で負けてしまって、いろいろと考えることはありましたが、今回の試合また再び世界のチャンスをいただいき、10度も防衛している強いチャンピオンですが、勝ってきます。頑張ります」と、意気込みを語った。
野中悠樹(井岡弘樹)
続いて、昨年10月、敵地オーストラリアでWBOオリエンタルタイトルに挑戦するも判定で惜敗し、進退を熟考するため沈黙を続けていた野中は「この試合にはいろいろなハードルがありましたが、井岡会長を始め、チャンピオンカーニバルまで決まっていたのに、この試合を組んでくださったワールドスポーツジムの斎田会長に感謝しています。昨年、8年ぶりに負けて、その負けで得たものもあるので、またより一層強くなって勝ちます。相手は無敗で若くて、勢いもあると思いますが、この階級では日本では僕がトップだと自負しているので、必ず勝って世界につなげます」と、決意を語った。
桂伸二トレーナー
両選手を担当する桂伸二トレーナーは「二人とも再起戦が大きな試合になりました感謝しています。ぬきは、また敵地での試合になりますが、キャリアも浅いので(相手が)なめてくれたら良いですし、いろいろな課題をしっかりクリアして前の試合とは違うぬきを見せて勝ちたいですね。野中は4団体で世界ランキングに入る中、昨年オーストラリアで惜敗し、一つ残ったIBFのランキングでチャンスをもらって、本人もラストチャンスと捉えて勝ちにいきたいと本人も決意していますので頑張ります」と、静かに闘志を燃やした。
ビックマッチをものにできるか!