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[海外ニュース]2018.1.7

「打倒・岩佐」誓いフィリピンでキャンプ

 3月1日、東京・両国国技館で岩佐亮佑(28=セレス)の持つIBF(国際ボクシング連盟)スーパーバンタム級王座に挑む同級13位のエルネスト・サウロン(28=比)が、試合に備えてIBFスーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(26=比)とともにフィリピンのマニラ近郊マガラネスでトレーニング・キャンプを行っている。サウロン陣営は「勝つには岩佐をKOする必要がある」と話している。

サウロンはファイター型

 サウロンは身長168センチの右ボクサーファイター型と報じられているが、実際はファイターに近いタイプといっていいだろう。腰を沈めた広めのスタンスの構えでじわじわと圧力をかけ、距離を詰めて左右のフックを叩きつけるシンプルな戦い方をする。全体的なスピード感はないが、勢いづかせると厄介な選手だ。岩佐も「フィリピンの選手独特の長いリズムがある。(左右を)振ってくるので、得意なタイプではない」と警戒している。戦績は24戦21勝(8KO)2敗1分。
 そのサウロンは現在、2月3日に米国でのV4戦を控えるアンカハスとともにキャンプ中で、両者はスパーリングもする予定だという。サウロンのマネージャーを務めるアリエル・アラハ氏はフィリピンのメディアに「岩佐はスタイリッシュな優れた選手で、サウロンはスラッガー。いい試合になるだろう。岩佐の動きを止めるために工夫しなければならないが、王座を獲得するチャンスはある」と自信のコメントを寄せている。ホベン・ヒメネス・トレーナーも「これこそサウロンが待ち望んでいた試合だ。ただ、勝つには岩佐をKOする必要があるだろう」と話している。


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