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IBF世界ヘビー級王者のアンソニー・ジョシュア(28=イギリス)が9万人の大観衆の前でウラディミール・クリチコ(41=ウクライナ)を11回TKOで退けて世代交代を印象づけ、軽量級では無敵を誇ったローマン・ゴンサレス(30=ニカラグア)が連敗するという大波瀾も起こった。ウェルター級ではマニー・パッキャオ(38=フィリピン)がWBO王座から陥落。代わってIBF王座を獲得したエロール・スペンス(27=アメリカ)のように新しい波が押し寄せてきた。そんな充実した2017年世界のボクシング界を、10月にWBA世界ミドル級王座を獲得した村田諒太(31=帝拳)が振り返った。村田自身、同じクラスのV19王者ゲンナディ・ゴロフキン(35=カザフスタン)やサウル・カネロ・アルバレス(27=メキシコ)といったスーパースターとの対決に向けて階段を上がっているところだ。そんな村田の目に映った2017年世界のボクシング界は――。