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WBAスーパーバンタム級13位の松本亮(大橋)が19日、横浜市内の大橋ジムで開かれた緊急会見の場で、来年2月28日に世界挑戦することを発表した。自身初の世界挑戦は後楽園ホールで開催される。ターゲットは久保隼(真正)からベルトを奪ったWBA世界王者のダニエル・ローマン(米国)。ローマンはこの試合が初防衛戦となる。
横浜高校に在学中に4冠達成し、2011年大晦日にプロデビューした松本は、22戦21勝(19KO)1敗(1KO)の戦績を残している。長身を生かした打ち下ろしの右ストレートと左ボディを軸に丁寧なボクシングを組み立てる23歳。大橋ジムの井上尚弥とは同じ学年の松本は「一発で世界を獲って尚弥に一歩近づきたい」と気合を入れた。
会見の後には、少し緊張が解けたのか、ホンネも出た。
横浜高校に在学中に4冠達成し、2011年大晦日にプロデビューした松本は、22戦21勝(19KO)1敗(1KO)の戦績を残している。長身を生かした打ち下ろしの右ストレートと左ボディを軸に丁寧なボクシングを組み立てる23歳。大橋ジムの井上尚弥とは同じ学年の松本は「一発で世界を獲って尚弥に一歩近づきたい」と気合を入れた。
会見の後には、少し緊張が解けたのか、ホンネも出た。
ダニエル・ローマン(米国)に挑む!
会見の冒頭、大橋秀行会長は「廃部となった横浜高校ボクシング部最後の看板を背負って、臨んでほしい」と大橋会長自身以来の世界チャンピオン誕生に期待を寄せる。小学六年生の時から大橋会長自らが手塩にかけて育ててきた高校の後輩の世界挑戦とあって「感慨深い世界戦。大橋ジム一丸となって獲りに行きます」と力を込めた。
横浜高校魂で勝つ!
やや緊張した面持ちで会見に臨んだ松本は「初めてなんで、一発で獲りたい。練習もワンランク上げて周囲の期待に応えたい。チャンスが来たんで必ず獲りたい」と夢の舞台に上がる気持ちを表現した。
ライバル井上尚弥に一歩近づく!
これまでにも世界挑戦のチャンスは何度かあったという松本だが、持病の副甲状腺機能亢進症を克服するため昨年の9月に手術に踏み切った。入退院を繰り返し、試合当日に病気が発症してプロ唯一の黒星を経験するなど挫折も味わった。ただ、悪い話だけでもない。ホルモンバランスの向上によって、身長が3.5cm伸びて175cmを超えた。体格も大きくなったことで、パンチ力がアップ。以前の主戦場だったスーパーフライ級からバンタム級を飛び越して、スーパーバンタム級で世界初挑戦を迎えることとなった。
松本コンビ
同じく横浜高校出身の松本好二トレーナーも愛弟子の世界挑戦に強い想いで挑む。「ローマンは総合的にまとまった選手。パンチを繋いで来るので、下がらずに一発には一発、二発には二発と返してチャンスを作りたい。亮のパンチはドーンという重さがあるが、一発で仕留めるキレはない。でも、あのパンチを続けて当てていけば相手は嫌がる」と我慢の試合になることを示唆した。
2018年2月28日 後楽園ホールで世界初挑戦
囲み取材も終えてようやく笑顔が戻った松本亮は「勝ったらスーパーバンタム級で日本人の実力者だけでスーパー6のようなことをしたい」と頂上決戦トーナメントに繋げたいと夢が広がる。「まずは世界を獲ってから」と気を引き締めつつ、自信がついてきた自身のパンチ力を信じて「KOで勝つ」と宣言した。