女子軽量級サウスポー対決!福岡の陣。

　WBC女子世界ミニフライ級チャンピオン黒木優子(YuKO)とアトム級世界王座を17度防衛した小関桃(青木)が17日、黒木のタイトルを懸けて対戦した。随所に持ち味を出した両サウスポーの熱いバトルに会場からは大きな拍手が贈られた。

　試合は序盤のリードを徐々に広げた小関がペースを握ってポイントアウト。女子軽量級の頂上決戦を制した。

　世界2階級制覇に成功した小関は「アウェイで勝つのが今回の目標だった。福岡でやって勝つことに意味があった」とホッとした表情を浮かべた。「試合中も考える余裕があった。宮尾あやか戦の時よりも冷静に戦えた」と自身の成長に自信を示した。「ずっとずっと1年間この試合を待ち続けてたので、良かったです。2階級制覇は後からついてきたオマケみたいなもの、東京で勝つより嬉しいです」と笑顔を見せた。今後のことは「今日までのことしか考えてなかったです。ゆっくり休んで会長と決めたいと思う」とした。

　2013年6月以来の黒星を喫した黒木優子は「また一からやり直しです。申し訳ない。力を抜かなきゃいけないところで力んでもらってしまった。自分の悪いところが出た。どう戦おうか迷いが出てしまった。負けたけど、自分の夢は統一チャンピオン。まずはまたチャンピオンに返り咲くために勝っていくしかない」と再起することを約束した。