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元日本スーパーフライ級チャンピオンの帝里木下(千里馬神戸)が16日、神戸芸術センターで開催された千里馬神戸ジム主催の「PEGASUS SUPER FIGHT.54」のメインで、7月の世界戦敗戦から5ヶ月ぶりの復帰戦に臨んだ。バンタム級8回戦でタイ人ボクサーを迎えた帝里は、開始か右ジャブを先制するとガッチリペースを握った。
再起戦は見事なTKO
試合は、サウスポーの帝里がジャブを先制すると、ペースをがっちり握り、的確なパンチで再起を飾った。1ラウンド、帝里の両足が揃ったところにクアンペットの右が当たり尻餅をつくダウンを喫した帝里。目が覚めた2ラウンド、左ボディで2度のダウンを奪い返すと続く3ラウンド、動きの止まったクアンペットにさらに左ボディで攻め立て2度のダウンを追加したところでレフェリーが試合を止めた。
来年はバンタム級で頑張りますと帝里
控え室に戻った帝里は「今日は判定が続いていたので、早く決めたくて変な試合をしてしまいました」と、笑顔で反省すると「主戦場はバンタム級にあげます。やはり動けますし、スーパーフライの限界は感じていたので。また来年何かしらのベルトを巻くのでまた応援よろしくお願いします」と、大粒の汗をぬぐった。
千里馬啓徳会長
千里馬啓徳会長は「帝里は最後しっかり締めてくれたね」と、愛弟子の復帰を喜んだ。「これからはバンタム級かスーパーバンタム級まで視野に入れて戦う。来年もう一度世界をします」と、力強い言葉で千里馬神戸ジム今年最後のイベントを締めた。