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メキシコで開催されるWBC女子世界フライ級暫定王座決定戦の前日公開計量が16日、ポリテクニック大学テカマックキャンパス内の特設会場で行われた。元WBO女子世界同級チャンピオンの好川菜々(堺東ミツキ)はリミットの50.8kgで計量をクリアした。一方、今回ベルトを競う元メキシコ国内ライトフライ級チャンピオンのデリア・ロペス(メキシコ)は50.0kgで計量台を降りた。
計量を無事にパスした好川
無事に計量を終えた好川は「ここまで全て順調に持って来れました。メキシコの空気にも慣れてきて体調もいい感じです。デリア選手はここ最近負けている試合が続いているが、ジェシカ・ネリー・プラダ(メキシコ=元WBCユースチャンピオンのホープ)をはじめとした世界の上位ランカーばかり。アナベル・オルティスとも対戦している曲者。年齢(41歳)を指摘する声もありますが、日本も藤岡さんや池山さんなど高齢でも世界の一線級として活躍される選手がたくさんいるので全然油断できない。それに私も大して変わりませんし(笑)、反対に人生の先輩にアタック出来るという今までにない形なのでチャレンジャー精神で挑める。憧れの緑のベルトを絶対に持って帰りたい。夢だった海外での世界戦。しっかり楽しみたいです」。
左:野上真司トレーナー
夫でトレーナーの野上真司氏は「今回は一番大事な時期(試合3週間前から1週間前)を一人でトレーニングしてきて、メールなどでコミュニケーションを取りながら“何をしたいか”など、場面場面での展開予想をして、話し合ってきた。いろんなパターンを自分で考えながら作るようにやってきたので、今回は頭の中でいろんな対策が出来ていると思う。今までは自分であまり考えず、指示待ちになりやすかったので今回の“別居”は反対に良かったと思う。今は僕の指示にも素直に聞き入れれるようになってる(笑)。ここまで2度メキシコの選手にやられている(アナベル、モンセラット)が、今回は敵地でメヒカーナを撃破『NANAは強いんだ!』ということをメキシコのファンにアピールしたい。とにかく結果が欲しいです」。
決戦は明日!
グローブはメキシコ製レイジェスの8ozで好川が緑、デリアが黒を選択。