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日本スーパーフェザー級1位の大里拳(大鵬)と同級4位の杉田聖(奈良)が10日、大鵬ジム主催の「61th CHANPION‘S ROAD」のメインで激突した。トップコンデンターの大里は、2回の日本タイトル挑戦経験を持つ杉田を迎え、来年に向け飛躍するきっかけをつかむことができたのか。暮れの関西の好カード、決着はー。
大里が打ち合いを制した
メインイベント、開始から杉田が的確にジャブを当ててスタート。対して、大里は杉田の打ち終わりに右ストレートを好打した。中盤に入っても、一歩も引かない両者は緊張感のある拳の交換をする。後半、大里のパンチの精度が上がり右ストレートでポイントを集めることに成功した。終盤追い上げた大里がトップコンデンターの意地を見せ判定勝利をつかんだ。
3月タイトル挑戦頑張ります
試合後、控え室に戻った大里は「杉田選手のパンチは硬かったです。これがランカー対決なんだなって思いました。何回か気持ちの折れそうなラウンドがあったんですけど、気持ちを強く持ってやって本当によかったです」と、試合を振り返った。「昨日、弟の登が負けてしまったんですけど、弟は本当にスパーリングとかしても強いし、それを試合に出せれば強くなると思います。また、一緒に上を目指します」と、兄弟王者に向けて、気持ちを新たにした。
大鵬健文会長
大鵬健文会長は「気持ちよ気持ち。やっぱり気持ちを持てば7ラウンド8ラウンドの打ち合いにも勝てる。今日は良くやったと思う。来年のタイトル挑戦は3月あたりに後楽園となる予定。この勢いでしっかり獲ってくる」と、気合いを入れた。
杉田聖(奈良)
一方、悔しい敗戦となった杉田は「何回かチャンスがあったのに、倒しきれなかった。今日はそれだけです」と、大粒の汗を拭った。