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茨城県立水戸桜ノ牧高校常北校では、9日、第71回全日本大学王座決定戦では、関東大学リーグ優勝の日本大学が関西学生リーグ優勝の芦屋大学を破り、4年連続の大学日本一に輝いた。また、この大会の最優秀選手賞は李健太(日本大)、敢闘賞は松田博人(芦屋大)、技能賞は村田昴(日本代)の手に渡っている。これで今年のアマチュアボクシング界では、全国大会は13日から鳥取・米子で予定されている女子&社会人選手権のみとなった。
上原は神足からダウンを奪って勝利
結果は8対3と差が開いたが、日大の梅下新介監督は「謙遜でもなく、芦屋大学さんは強かった」と安堵の様子だった。
「勝敗が特に読みづらい試合で我々が勝ったのはあくまで結果です。ふたを開けなければ、どちらが勝つかわからなかった」(同監督)
「勝敗が特に読みづらい試合で我々が勝ったのはあくまで結果です。ふたを開けなければ、どちらが勝つかわからなかった」(同監督)
全日本4連覇の坪井は貫禄勝ち
ライトフライ級で松本流星(日)が狩俣綾汰(芦)を破ってから、日大は4連勝で勢いに乗った。フライ級1の飯村樹輝弥(日)は、先月の全日本選手権で高校生の中垣龍汰朗(日章学園高)に破れたが「高校時代にも負けているし、今回も結局勝ちきれなかった。はっきり勝つボクシングを目指そうと改めて思った」と、この一戦に向けた姿勢を語っていた。中嶋憂輝(芦)との打撃戦に勝利。フライ級2では坪井智也(日・主将)が廣本綾人(芦)に全日本選手権4連覇の貫禄を見せた。
村田は相手主将から価値ある1勝
バンタム級1で日大は全日本選手権に「肉体改造」を理由に予選から出場しなかった村田昴(日)を起用。関西の最優秀選手である山内祐季(芦・主将)に3回、クリーンヒットの連発で2度のカウントを奪ってRSC勝ちとなった。
「たまたまいいパンチが連続で入っただけ。この階級でしっかり戦っていくにはもっと体を作らないといけない」(村田)
「たまたまいいパンチが連続で入っただけ。この階級でしっかり戦っていくにはもっと体を作らないといけない」(村田)
平仲を封じた李が最優秀賞
芦屋大の反撃はバンタム級2から。伏兵の松田博人(芦)が開始早々のラッシュで金子虎旦(日)のリズムを見出して番狂わせに成功した。松田の起用について芦屋大の樋山茂監督は「メンバーを決める部内の選考試合でも、本番に期待を十分持てる勢いを見せた」と秘密兵器ぶりを推した。
ここから芦屋大は上原大尊(芦)対神足茂利(日)、坂口夏樹(芦)対小林和真(日)で3連勝を収めた。だが、李健太(日)が平仲信裕(芦)をシャットアウトすると、逆に今度は、日大が秘密兵器のように起用した小濱尚大(日)が、玉城康平(芦)に2回負傷ポイント勝ち。鈴木稔弘(日)対大内瞬也(芦)、高倉久生(日)対新城奈津(芦)の実力者対決も日大が取って文頭の結果に終わった。
ここから芦屋大は上原大尊(芦)対神足茂利(日)、坂口夏樹(芦)対小林和真(日)で3連勝を収めた。だが、李健太(日)が平仲信裕(芦)をシャットアウトすると、逆に今度は、日大が秘密兵器のように起用した小濱尚大(日)が、玉城康平(芦)に2回負傷ポイント勝ち。鈴木稔弘(日)対大内瞬也(芦)、高倉久生(日)対新城奈津(芦)の実力者対決も日大が取って文頭の結果に終わった。
大会結果・採点表
梅下監督は勝利の胴上げ後、「レギュラーとは別で出られなかったメンバーを含めた多くの部員のおかげでチームづくりできたことを感謝したい」とした。
4連覇まで来た日大と、関西では3連覇している芦屋大だが、東西ともに来年の予想はいっそう読めなくなる。敗れた樋山監督も「来年もリーグ優勝して、どこの大学と王座決定戦になっても、優勝を狙えるように日々の練習から取り組みたい」と誓った。
4連覇まで来た日大と、関西では3連覇している芦屋大だが、東西ともに来年の予想はいっそう読めなくなる。敗れた樋山監督も「来年もリーグ優勝して、どこの大学と王座決定戦になっても、優勝を狙えるように日々の練習から取り組みたい」と誓った。