渦中のルイス・ネリ 地元で無冠戦

　WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級王者ルイス・ネリ(22=メキシコ)が4日(日本時間5日)、メキシコのバハカリフォルニア州ティファナのガスマート・スタジアムでWBC同級8位のアーサー・ビリャヌエバ(28=比)とノンタイトル10回戦を行った。8月15日に山中慎介(帝拳)に4回TKO勝ちを収めてWBCバンタム級王座を獲得後、ドーピング違反が発覚したものの“推定無罪”に落ち着いたネリの地元での無冠戦。どんな戦いをみせたのか。

　4回にダウンを喫したサウスポーのネリだったが、激しい打ち合いのなかで盛り返すと、6回に左ストレートでビリャヌエバを捉え、レフェリーストップを呼び込んだ。ネリはこれで25戦全勝(19KO)。2度の世界挑戦経験を持つビリャヌエバは34戦31勝(17KO)3敗。次戦はいよいよWBCから指令が出ている山中との再戦か――。