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[試合後談話]2017.10.8

広島で最強挑戦者決定戦

 広島のNTTクレドホールで8日、広島三栄ジム主催の「SANEI FIGHT PRO BOXING 」が開催された。メインイベントでは、来年の日本タイトル挑戦をかけ日本ライトフライ級最強挑戦者決定8回戦が行われ、同級1位の小野晃輝(筑豊)と同級2位の板垣幸司(広島三栄)がベルトへの夢をつなぐため激戦を繰り広げた。
快心の勝利
 試合は、積極的に前に出る小野に対して、ベテランの板垣が迎え撃つ形で進んだ。開始から攻勢をかけた小野だが、板垣をロープに詰めるも連打が続かず。逆に板垣は前に出る小野に左フックを合わせペースを握った。ジャッジが割れる接戦となったが、自身のボクシングを貫いた板垣が僅差で判定勝ち。来年のタイトル挑戦権を手中に収めた。
次がスーパーラストチャンスと板垣
 試合後、板垣は「今回は痛いところはありながらも調整が上手く出来たし、スパーリングもたくさん出来たので自信はありました。無理せず最後まで自分のペースでボクシングできたのが良かったですね。来年のタイトル挑戦はスーパーラストチャンスなので(笑)、負けたら引退します、頑張ります」と、引退をかけたタイトル挑戦に目を輝かせた。
右: 藤本雅義会長
 広島三栄ジムの藤本雅義会長は「まあ、結果オーライでしたね。今あるこの体で是非タイトルを獲ってもらいたい。来年のことですが、大阪に乗り込むことになると思うので、また頑張ります」と先を見据えた。
小野晃輝(筑豊)
 一方、悔しい敗戦となった小野は「気持ちが先に行きすぎてしまった。左フックの手応えはあったが、中盤からパンチをもらってポイントを失って焦り、上手く狙われてしまいました。ベテランの板垣選手とあれだけ打ち合えたのは良い経験になったが先のことはわからないですね」と肩を落とした。

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