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8月に山中慎介(34=帝拳)を4回TKOで破ってWBC(世界ボクシング評議会)バンタム級王者になったルイス・ネリ(22=メキシコ)は、試合前の7月に行ったドーピング検査で陽性と出たが、Bサンプルでも同様に筋肉増強効果のあるジルパテロールに陽性反応を示したことが分かった。米国の専門誌「リング」の電子版が伝えた。WBCは今週末にも対応を協議するとしている。
Bサンプルも陽性だったネリ
ネリは山中戦を前にした7月に検査を受け、試合後に結果が陽性であることが判明。そのためBサンプルの検査が行われた。陽性反応の示したとされるジルパテロールは家畜の発育を増進するために用いられることがあり、人が使用した場合は筋肉増強や代謝を促進する作用があるといわれる。そのため禁止薬物に指定されている。汚染された肉を食べたという間接摂取説もあるが、莫大な量を食べないと反応は出ないともいわれる。10月1日にはアゼルバイジャンの首都バクーでWBCの第55回年次総会が始まるが、その前に協議されるのか、総会のなかで結論が出るのか、いずれにしても近日中には王座の行方がはっきりしそうだ。