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[試合後談話]2017.9.26

決勝戦進出者が決定!

 26日に後楽園ホールで「第74回東日本新人王準決勝」が開催。12階級で熱戦が繰り広げられた。勝者は11月3日に同会場で行われる決勝戦で東日本新人王の座を争う。
ジロリアンが最終ラウンドに倒した
 ともにKOで勝ち上がってきたジロリアン陸(29=フラッシュ赤羽)と江澤宏之(28=角海老宝石)によるスーパーフェザー級4回戦は、初回、ジロリアンがジャブを突きながらワンツーを好打し、さらに右アッパーで顔をのけぞらせた。中盤、江澤を強めワンツーで反撃。しかし、ジロリアンは4回に左フックでぐらつかせると怒涛の連打でストップを呼び込んだ。
決勝戦はニンニクマシマシで!
 7試合連続KO勝ちで決勝戦に進んだジロリアンは「試合前はジャブ、ストレートが入ると思っていたが、予想以上にガードが固くてプレスが強かった。今日の試合は判定を覚悟した。左フックはたまたま入っただけです」と謙遜しながら試合を振り返った。決勝で今井健裕(ワールドスポーツ)と対戦するジロリアンは「相手は基本に忠実で弱点が少ない選手。ただ、自分とは噛み合うと思う」と話した。
決勝戦ではMVPを狙う!
 両応援団の声援に後押しされてスタートしたライト級4回戦、小堺健一郎(36=木更津グリーンベイ)と内藤未来(25=E&Jカシアス)はサウスポー内藤がジャブから上下に打ち分けて主導権を支配すると小堺のプレスにも冷静に反応してポイントを稼いだ。内藤がフルマークの判定勝ちを収めた。

 デビューから負けなしの5連勝を飾った内藤は「初めて自分より身長の低い相手と戦って打ちにくかった。今日の点数は10点です」と苦笑い。「このままでは勝てないのでもっと練習します」とさらなる飛躍を誓った。
 内藤の試合をリングサイドで見守った元日本スーパーフェザー級王者で兄である律樹は「全然ダメ。1回だけ良いワンツーが出たが、キレのあるパンチを出せていなかった。点数は10点くらいじゃないですか」と手厳しいダメ出しをした。
3戦全勝(3KO)の飯見と激突
 スーパーバンタム級は無敗同士の激突。三尾谷昂希(20=帝拳)と濱田力(21=本多)は距離を詰めるの濱田に対し、サウスポー三尾谷は徹底して離れてはクリンチで被弾を回避した。噛み合わせの悪い展開でクリーンヒットが奪えなかったが、濱田の積極的な攻撃がジャッジに支持された。

 連続KO勝利を逃したが決勝戦に進んだ濱田は「パンチを打つとクリンチされて感情のコントロールができなかった。勝てたから良かったが、負けていてもおかしくない内容だった」とまるで敗者のようにうなだれた。「上に行ったら倒せないと思われるので残り1ヶ月でしっかり追い込む」と決意を口にした。
前回の試合で自信をつけた
 入稲福敬(23=ドリーム)と今川未来(21=木更津グリーンベイ)によるスーパーフライ級4回戦はサウスポー今川がフットワークを駆使し、上下にコンビネーションを散らして前に出てくる入稲福を捌き切った。

 2度目の新人王トーナメント出場で決勝までコマを進めた今川は「勝ちたい気持ちが強く出て熱くなってしまったが、相手のパンチは良く見えていた。積極的に動くことができてスタミナも大丈夫だった」と笑顔を見せた。

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