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[ニュース]2017.9.17

村田諒太の採点はカネロ

 16日(日本時間17日)、米国ネバダ州ラスベガスで行われたGGGことゲンナディ・ゲンナビッチ・ゴロフキン(35=カザフスタン/米)対サウル・カネロ・アルバレス(27=メキシコ)の3団体統一世界ミドル級タイトルマッチを、村田がWOWOWの中継で観戦。「ああいう特別な舞台だからふたりが特別に見えるけれど、確実にランカーたちとの差は縮まっていると思う。自分も一戦一戦を大切に戦って、結果としてあそこに辿り着ければいい」と話した。
結果は疑問符がつくドロー
 試合はゴロフキンが圧力をかけ、アルバレスが下がりながら応戦するという展開になり、米国人ジャッジ3人の見解は大きく割れた。アデライド・バード氏は118対110でアルバレス、逆にデーブ・モレッティ氏は115対113でゴロフキン、ドン・トレラ氏は114対114のイーブンだった。テレビ観戦した村田は「カネロはカネロ、GGGはGGGだった。僕の採点は115対113でカネロの勝ちだったが、カネロの一発をとるのか、ラウンドの2分間働き続けたゴロフキンを評価するのか、クエスチョン(疑問)のつくラウンドばかりだった」と感想を口にした。採点に関しては微妙だったという村田だが、「ゴロフキンがピークを過ぎて2、3戦前から“魔法”は解けている。(WBC1位のジャモール)チャーロも戦いたいのでは?」と加えた。
 村田自身は10月22日にアッサン・エンダム(カメルーン/仏)との再戦が控えており、まずはここで決着をつけてWBAのベルトを獲得することが最初の仕事となる。そのうえで先を見据え「一戦一戦を大切に戦い、結果としてあそこ(世界的な大舞台)に辿り着ければいい。注目されれば注目されるほどゴールはいつまでも先に伸びていくもの。近そうで遠い。だから立ち止まっていられない」と気を引き締めていた。

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