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2日の後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ」のセミファイナルはフェザー級8回戦、日本同級11位の中澤奨(24=大阪帝拳)と日野僚(26=川崎新田)が対戦。日本ランカーに初挑戦の日野がリーチを生かした攻撃で好スタートを切った。
日野のテクニックが上回った
長身サウスポーの日野はワンツーを上下に打ち分けると、2回には右フックでダウンを奪った。ダメージの少ない中澤はプレスをかけてワンツー、左フックを決めて反撃したがペースを奪うには至らず。中盤以降は日野が左ストレート、右フックで迎え撃った。中澤は決定打を打ち込むことができず失点した。最大6ポイント差をつけた日野が判定勝ちした。
相手をイラつかせようと思った
快勝した日野は「最初の5ラウンドを取って後半の3ラウンドは取られても良いという作戦だった。左ボディのカウンターが効いているのがわかった。ポイントは取れていると思ったので最後は無理をしなかった」と冷静に試合を振り返った。念願の日本ランキング入りを濃厚とした日野は「ずっとランキングに入りたかったのでうれしい」と白い歯を見せた。
採点表