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先月23日に東京・大田区総合体育館で、6度目の防衛をはたしたWBA(世界ボクシング協会)ライトフライ級王者の田口良一(30=ワタナベ)が28日、大田区役所を表敬訪問し、松原忠義区長に防衛成功の報告をした。大田区出身の田口は昨年大晦日のV5戦後、これまでの功績が称えられ、3月に大田区民栄誉賞を受賞。大田区を代表するアスリートとして広報誌にも広く紹介された。
逞しくなった田口を区長も絶賛
V6戦では前評判が高かったロベルト・バレラ(コロンビア)を9回TKOできっちり仕留め、主要4団体を日本人王者3人が占めるライトフライ級でその存在感を大きくアピールした。
2年半前の世界王座奪取時より田口を見てきた区長は、「今回は良い内容だった。見ていても分かりやすい試合だった」と称え、逞しさが増したチャンピオンに「世界を獲った時と比べ体が大きくなった。風格さえ感じる。ここまで来ると自分との戦いだね」と声をかけた。これに田口は「ボクシングの醍醐味を見せられたと思います。これからも驕ることなく頑張っていきたい」と気を引き締めた。
2年半前の世界王座奪取時より田口を見てきた区長は、「今回は良い内容だった。見ていても分かりやすい試合だった」と称え、逞しさが増したチャンピオンに「世界を獲った時と比べ体が大きくなった。風格さえ感じる。ここまで来ると自分との戦いだね」と声をかけた。これに田口は「ボクシングの醍醐味を見せられたと思います。これからも驕ることなく頑張っていきたい」と気を引き締めた。
次は大注目 日本人同士による統一戦
9月13日に2度目の防衛戦を控える、WBOチャンピオン田中恒成(畑中)との年内の統一戦にも意欲的な田口は、「リスクはあるが誰が一番強いのか白黒つけたい」と言葉にも自信がみなぎる。決して順風満帆なボクシング人生を歩んできたわけではないが、偉大の先輩、内山高志を追いつづけたからこそ掴んだ自信だ。その内山が引退を発表した今、田口は「僕みたいなアマチュア出身者じゃなくても世界王者でいられることを後輩たちにも証明していきたい」と、ジムを牽引する役目をしっかりと受け継ごうとしている。