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15日に島津アリーナ京都で行われるWBC(世界ボクシング評議会)バンタム級チャンピオン山中慎介(34=帝拳)の13度目の防衛戦。その予備検診が12日、都内のホテルで行われ、山中と挑戦者の同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)はともに異常なしと診断された。
試合の模様は当日、夜8時から日本テレビ系列で全国生中継される。
試合の模様は当日、夜8時から日本テレビ系列で全国生中継される。
すこぶる調子は良い
勝てば元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏が持つ日本人男子の世界王座最多防衛記録に並ぶ山中だが、不安やプレッシャーを感じるといった様子は微塵もなく、検診後の会見でも精神状態を含め驚くほどコンディションが良いと言い切った。続けて、検診の数値を見て自身より5p身長が低い挑戦者に対し、「低すぎてもやりにくい。5pぐらいがちょうど良い。自分の体がバンタム級でいかに大きいか、改めて実感した」と話し、体格面での優位を強調した。
山中に言うことはないと浜田剛史代表
ネリのトレードマークの髭に話しが及ぶと、冗談めかして「濃さで負けましたね」と笑ったが、試合ではその髭を標的に伝家の宝刀、左ストレートを狙うつもりだ。「たしかにネリの攻撃力は良いが、一緒に打てば(こっちが)先に当たる」。落ち着いた口調のなかにも時折鋭い視線を向けた山中は、検診会場から東京駅へ直行。決戦の地へ向かった。
体の厚さで上回った挑戦者
一方、世界初挑戦のネリは、「夏の日本は減量に持って来い。体調はとても良いね」と話すと、海外でも有名な映画『ハチ公』が好きで、「オフには渋谷にも出かけたよ」と余裕を感じさせた。山中に髭がマークされていると聞かされても、「当てようとしてもグローブで阻むだけ」と、こだわりのシンボルを切る気はなし。挑戦が決まった時からモチベーションは高く、この試合に懸けているというネリは、「自分にとってもこの身長差は戦いやすい。試合では挑戦者らしく自分から向って行く。タフなファイトを印象づけたい」と意気込んだ。明日は京都に舞台を移し、調印式が行われる。
調子は良い、タフに攻めるとネリ
■検診結果
王者:山中慎介
身長:170.0cm
頸周:36cm
胸囲:88.0cm
リーチ:174.0cm
血圧:121/81mm/Hg
脈拍:68/min
体温:35.8℃
■検診結果
挑戦者:ルイス・ネリ
身長:165.0cm
頸周:37.0cm
胸囲:91.0cm
リーチ:167.0cm
血圧:112/56mm/Hg
脈拍:66min
体温:36.8℃
王者:山中慎介
身長:170.0cm
頸周:36cm
胸囲:88.0cm
リーチ:174.0cm
血圧:121/81mm/Hg
脈拍:68/min
体温:35.8℃
■検診結果
挑戦者:ルイス・ネリ
身長:165.0cm
頸周:37.0cm
胸囲:91.0cm
リーチ:167.0cm
血圧:112/56mm/Hg
脈拍:66min
体温:36.8℃