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4月に斉藤幸伸丸(輪島功一スポーツ)との決定戦を7回TKOで制し、日本スーパーウェルター級王者に就いた井上岳志(27=ワールドスポーツ)が、明日10日の後楽園ホールで1位の長濱陸(25=白井・具志堅スポーツ)を迎え初防衛戦に臨む。その前日計量が都内の日本ボクシングコミッションで行われ井上、長濱ともリミットの69.8sを一発でクリア。明日の対戦に向け意気込みを語った。
井上はリミットの69.8kg
アマチュア55戦39勝(21KO)16敗、国体優勝経験を持つ井上は、圧倒的なフィジカルと好戦的なスタイルを武器にデビューから3年で11戦10勝(5KO)1分をマーク。長濱の印象について「パンチがあって上手さもある」と警戒しつつも、鬼門の初防衛戦にも落ち着いた口調で「スピードと身体の強さは自分。じりじりと攻めて相手の体力を削っていきたい。気がついたら倒していたのが理想。やることはやってきたので、良い勝ち方をしたい」と勝利を約束した。
長濱は69.5kgでパス
一方、挑戦者の長濱は15年度の全日本ミドル級新人王で、スーパーウェルター級に転級後は3連続KO勝ちと絶好調。5ラウンド以上の長丁場の経験はまだないが、60ラウンド以上のスパーリングをこなし、スタミナに不安はないという。明日は地元・沖縄からも家族や親戚が応援に駆けつけるだけに、「今日は緊張と興奮で眠れないかもしれないが、試合がとても楽しみ。冷静さと恐いぐらいの気迫、相手に恐怖を与えるようなファイトで必ずベルトを奪う。KOで勝ちます」と気を吐いた。