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9月13日(水)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立第一体育館)でダブル世界戦が開催される。当日、初防衛戦に臨むIBF世界スーパーバンタム級王者の小國以載(29=角海老宝石)が3日、都内の所属ジムでWBO世界ライトフライ級王者の田中恒成(22=畑中)と2ラウンドのマスボクシング(※力を入れず打ち合うスパーリング)を行った。多くの関係者が見守る中、両者は緊迫感溢れる攻防を見せた。
高度な技術戦となった
初めて拳を交えた両者は小國がジャブを飛ばしワンツーを狙うのに対し、田中は素早い動きで的を絞らせず右ストレートを打ち込んだ。2ラウンドになると中間距離でフェイントを織り交ぜたハイレベルの攻防を展開。現役世界王者同士の打ち合いは互角のまま終了のゴングを聞いた。
これから仕上げていく
4階級上の世界王者と対峙した田中は「ジャブがすごくて掻い潜ってもカウンターが待っているので二重に距離が遠い。上手さにやられました。次の試合に向けてかなり良い刺激になった」と笑顔を見せた。
対策は練っている
それに対し小國は「やられたということはないでしょう。田中選手はスピードがありカウンターも狙ってきて、攻撃パターンも変えてくる。ジャブが速くて本当に強かったです」と中部の怪物の強さを認めた。
沖縄県小浜島と石垣島で4泊5日の走り込み合宿を行い、朝20km、夕方20kmと下半身強化に努めた小國。「勝って大晦日に試合ができるのが最高だが、今は目の前の試合に集中する」と指名挑戦者で同級3位の岩佐亮佑(27=セレス)を相手に勝ちにこだわると話した。
沖縄県小浜島と石垣島で4泊5日の走り込み合宿を行い、朝20km、夕方20kmと下半身強化に努めた小國。「勝って大晦日に試合ができるのが最高だが、今は目の前の試合に集中する」と指名挑戦者で同級3位の岩佐亮佑(27=セレス)を相手に勝ちにこだわると話した。
名古屋へは明日帰ると田中
この防衛戦をクリアすると年末にWBA世界同級王者の田口良一(30=ワタナベ)との統一戦が実現味をおびてくる田中は「内容にこだわりKO勝利でバトンタッチしたい」と拳を握った。
決戦は9月13日(水)
小國より先に試合をする田中は「当日は盛り上げて会場を温めておきますので任せてください」とコメント。それを聞いた小國は「最後の試合で会場をシーンとさせないように頑張ります」と返し笑いを誘ったが、「温まった会場を冷やさないようにさらに盛り上げて2人で喜びたい」と必勝を誓った。