京口紘人「言わせておけば良い」

　23日に大田区総合体育館で行われるIBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級タイトルマッチ、王者のホセ・アルグメド(28=メキシコ)対同級9位の京口紘人(23=ワタナベ)の予備検診が21日、同会場で行われ、両者とも異常なしと診断された。世界初挑戦となる京口は「コンディションは今までで一番良い。相手は腹筋が強いみたいだが、ボディで倒す自信がある」 と意気込んだ。

　胸囲が88.8�pとミニマム級では驚異の数字を叩きだし、相手より4.3�p上回った京口だが「94�pある時もある。ただ、筋肉量で勝負するわけではない。相手の数字も気にならない」と冷静にコメント。 

　一方、ナックルの大きさで左は2.1�p、右で2.7�p上回ったアルグメドは「拳が大きいのは練習の賜物。日本では倒さないとベルトを持ち帰ることができないのでKOする」と不敵な笑みを浮かべた。

　前日の公開練習で次戦に米国・ネバダ州ラスベガスで防衛戦を予定しているというアルグメドに京口は「そうはさせない。チャンピオンをリスペクトしているが、先を見ていると足元をすくわれる。好きに言わせておけばいい」とベルト奪取に闘志を燃やした。

■検診結果
IBF世界ミニマム級タイトルマッチ
王者:ホセ・アルグメド(メキシコ)
身長:160.2cm
頸周:36.0cm
胸囲:84.5cm
リーチ:164.0cm
血圧:126/71mm/Hg
脈拍:64/min
体温:36.9℃

挑戦者:京口紘人(ワタナベ)
身長:161.0cm
頸周:35.5cm
胸囲:88.8cm
リーチ:162.0cm
血圧:114/69mm/Hg
脈拍:65/min
体温:36.7℃