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[試合後会見]2017.7.11

白黒つけたい池山直と花形冴美の壮絶な打ち合い!

 国内最年長防衛記録を更新中のWBO(世界ボクシング機構)女子アトム級王者の池山直(47=フュチュール)が11日、後楽園ホールで開催された「DANGAN187」のセミファイナルでOPBF女子ミニフライ級王者の花形冴美(32=花形)を迎えて6度目の防衛戦に挑んだ。昨年6月の対戦で三者三様の引き分けに終わった因縁の再戦を制したのは? 多くの女子選手達が見守る中、ゴングが打ち鳴らされた。
 
決着がつかず
 序盤はベルト奪取に闘志を燃やす花形が距離を作り左フック、右ストレートを決めてペースを握った。ポイントを失った池山は4回からプレスを強め、右を外すとワンツーを連続ヒットした。中盤以降、両者は一歩も引かない打ち合いで会場を盛り上げた。手数で池山、有効打で花形という流れだったが、最終10回は池山の圧力がわずかに勝った。ジャッジに委ねられた採点は96-94(池山)、96-94(花形)、95-95で引き分け。池山が6度目の防衛に成功した。
ここまでこられたのは周りのおかげ
 自身が持つ国内最年長防衛記録を更新した池山は「今回はベルトを守るより前に出るスタイルを見せたかった。前半はエンジンがかからなかったがこのままでは練習してきた意味がないと思い戦った。途中、右を合わせられているというセコンドの指示を聞くことができた。前半ポイントを取られて弱気になったが、途中から良い動きができていたので自己採点は70点です」と安堵の表情を見せた。3度目の決着戦について「今は保留したい。今後どうするかはしばらく考えたい」と話した。
自分の力なので仕方がない
 一方、4度目の挑戦もわずかに届かなかった花形は「打ち合いの中でのフックは練習してきたもので前回より力は出せた。評価は自分でするものではない…」と言葉が続かなくショックを隠し切れない様子を見せた。師匠である花形進会長と同じく5度目の世界挑戦への意欲を聞かれた花形は「挑戦するのは今回が最後だと思っていたので…」と言葉を濁した。 
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