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WBA(世界ボクシング協会)内スーパーバンタム級王座統一戦、スーパー王者ギジェルモ・リゴンドー(36=キューバ/米)対暫定王者モイセス・フローレス(30=メキシコ)は17日(日本時間18日)、米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで行われた。「ジャッカル」の異名を持つ天才サウスポーが通算10度目の防衛を果たしたのか、それともフローレスが13対2のオッズをひっくり返す番狂わせを起こしたのか。日本ユース初代ライト級チャンピオンを目指す富岡樹(REBOOT)が、米国合宿の合間にこの試合を観戦に出かけた。
〇ギジェルモ・リゴンドー(キューバ/米)
1回3分KO
×モイセス・フローレス(メキシコ)
長身のフローレスが前進ながら声を発して大振りの右を打ち、サウスポーのリゴンドーが下がりながらカウンターを狙う展開になった。初回終了時、両者がエキサイトしながらパンチを交換したが、そのなかでリゴンドーの左がクリーンヒット。フローレスは腰から崩れ落ち、大の字に。ドクターがチェックに入り、ここで試合は終了となった。ただし、フィニッシュブローがゴングとほぼ同時だったこと、レフェリーが相手の首を押さえて打つことを注意するタイミングでパンチが打たれたことなどが問題になり、ネバダ州コミッション関係者が映像を確認しながら協議。その結果、リゴンドーの左が正当打と判断され、KO勝ちが宣せられた。通算10度目の防衛をリゴンドーは18戦全勝(12KO)。裁定に不満を唱えたフローレスは27戦25勝(17KO)1敗1無効試合。
前座にはWBAライトヘビー級暫定王者ドミトリー・ビボル(キルギス/露)が登場、世界挑戦の経験を持つスイッチ・ヒッターのセドリック・アグニュー(米)に4回TKO勝ちを収めた。初回に左フックから左右をフォローしてダウンを奪う絶好のスタートをきったビボルは、その後もアグニューを圧倒。4回に左を受けたアグニューが右目を痛めたことをアピールしたため、そこでレフェリーが試合を止めた。ビボルは11戦全勝(9KO)、アグニューは32戦29勝(15KO)3敗。