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日本人が3団体を制覇する世界ライトフライ級戦線。国内でもっとも熱い階級の一角を担う、WBA(世界ボクシング協会)ライトフライ級王者、田口良一(30=ワタナベ)の防衛戦が決定した。14日に都内で会見が開かれ、7月23日(日)の東京・大田区総合体育館で6度目の防衛戦を行うことが発表された。このイベントでは後輩のOPBF東洋太平洋ミニマム級王者、京口紘人(23)がIBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級王者のホセ・アルグメド(28=メキシコ)に挑戦。当日はダブル世界戦として、テレビ東京系列で夜7時54分から全国生中継されることも伝えられた。
統一戦を実現すると田口
前WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志が不在のなか、エースとしてジムを牽引する田口は、同級1位のロベルト・バレラ(24=コロンビア)と対戦。バレラの世界挑戦は今回が初だが、戦績19戦18勝(12KO)1敗。直近の5試合はすべてKO勝ちの強打者だ。また、右構えから左へスイッチするなど変則的な選手で、田口も「勝負強さと上手さをあわせ持つ」と警戒。その上で良い内容でのクリアをテーマとして掲げ、互いに対戦を熱望するWBO王者の田中恒成(21=畑中)との統一戦に弾みをつけると意気込んだ。
田中のV1戦後のツーショット
田口がここまで特定の選手をライバル視するのも珍しいが、これは先月20日に名古屋で行われた田中の初防衛戦に田口が解説者として訪れた際、試合後にリング上から対戦を呼び掛けられた経緯がある。年下のチャンピオンに「田口さんと年内にやりたい。皆さんも見たいですよね!」とマイクパフォーマンスをされ、田口にも火がついたのだ。今回の防衛戦で、田中が応援団長を買って出たことを聞かされた田口は、「ぜひ応援してほしい」と真剣な顔つきで話した。