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昨年9月の試合以来、右拳の怪我の影響でリングから遠ざかっていた井上拓真(21)が5日、横浜市内の大橋ジムで復帰会見を開いた。復帰戦の相手は久高寛之(仲里)。世界戦を4度経験している経験豊富な実力者。試合は8月30日(水)に後楽園ホールで行われる。夏休みの終わりに開催される大橋ジム主催のフェニックスバトルは、清水聡をはじめ、井上浩樹、松本亮、翁長吾央、アマエリート出身の保田克也のプロデビュー戦などを控えている。
井上拓真(大橋)
怪我の功名は左の強化。左の使い方とパワーアップに大橋秀行会長も太鼓判を押した。「下半身とフィジカルの強化もできた」と自身の成長に期待を寄せた拓真が夏、リングに帰ってくる。東洋太平洋王座決定戦以来、2度目の後楽園ホール。「お客さんと距離が近くて雰囲気がある」と話した拓真の打ち直しがいよいよ始まる。
怪我も完治
2013年12月6日にデビューした拓真は東洋太平洋スーパーフライ級の王座を2度防衛して返上している。これまでのプロ戦績は8戦全勝だがKO勝利は2試合に止まっている。これに関して井上兄弟の父、真吾トレーナーは「拓真も十分倒すパンチ力はあるが、兄弟で比較すると尚弥はタイミングがいい。拓真も倒すコツさえつかめば…」とKO率アップに課題をあげた。
井上ファミリーの挑戦は続く
世界王座が射程圏内に入っている拓真の復帰戦は53.5キロ契約を予定している。主要4団体(WBA/WBC/IBF/WBO)の世界ランクを見るとWBO(世界ボクシング機構)はバンタム級で名を連ねているが、他の3団体はスーパーフライ級でランクインしている。今後は両階級の世界戦線の動きを見ながら、調整していくとのこと。ヨコハマ発、兄弟世界チャンピオン誕生のカウントダウンが始まった。